ホワイトニング歯科コラム

一生ものである歯の健康と美しさを支えるため、
正しい歯科知識をお伝えします。

歯の黄ばみを取る
方法を紹介!

ホワイトニング歯科コラム

歯の黄ばみは、ついつい気になってしまうもの。一度気にしてしまうと、鏡を見るたびに歯を確認してしまいますよね。どうにかして白くして、自分に自信をつけたい!そうお思いの方も多いのではないでしょうか?

実は、歯の黄ばみには、大きく分けて2つの種類があります。 1つはタバコやお茶の成分が歯の表面につき着色汚れになって、歯が黄ばんで見える「外因性の黄ばみ」です。2つ目は、加齢や遺伝により歯の内部組織が黄ばみ、それが透けてみえる「内因性の黄ばみ」です。どちらも改善して白くすることは可能です。そのためには、自分の黄ばみの原因はどちらなのかを知ることが大切です。

この記事では、歯が黄ばむメカニズムから黄ばみを改善する方法まで詳しくご説明します。この記事を読み終えた時には、自分に合った歯の黄ばみを取る方法と予防方法を理解してケアができるようになります!

1. なぜ歯は黄ばむのか?
 2種類の黄ばみの原因

外因性と内因性の黄ばみを比較した画像

あなたが気になっている歯の黄ばみの原因はなんでしょうか?歯の黄ばみには、大きく分けて2種類あります。タバコやコーヒーなどの摂取が原因の「外因性の黄ばみ」と遺伝や加齢による「内因性の黄ばみ」です。ここではそれぞれの特徴について説明し、原因を理解できるようにします。

1-1. 外因性の黄ばみ
  (タバコやコーヒーの摂取など)

まず「外因性の黄ばみ」についてお伝えします。タバコに含まれるタールや紅茶やコーヒーなどに含まれる色素は、歯の着色の原因になります。鏡を見たときに、その着色を歯の黄ばみだと感じてしまいます。

これらの物質や色素は、歯の表面をコーティングしているペリクルと呼ばれるタンパク質に付着します。その付着汚れが落ちずに、何層にも重なることで、歯の黄ばみになります。

外因性と内因性の黄ばみを比較した画像

1-2. 内因性の黄ばみ(加齢や遺伝)

内因性の黄ばみによって黄ばんだ歯の写真

歯というと芸能人の歯やアニメのキャラクターのように、真っ白な歯を連想しがちですよね。では本来人間の歯は白いのか?というと、答えは「ノー」です。上の写真のように、歯は全体的にクリーム色のように黄ばんでいる場合があります。その理由は2つあり、「遺伝によるもの」「加齢によるもの」です。

理由をお伝えする前に歯が黄ばんで見えるメカニズムをお伝えします

歯の色が黄ばんで見える理由を説明した画像

歯には象牙質とよばれる組織があり、その上にエナメル質が象牙質を覆う構造になっています。エナメル質は透明で色がありません。象牙質には色がついています。歯が黄ばんで見えるのは、象牙質がエナメル質を通過して透けて見えるためなのです。

このエナメル質の厚さは遺伝するといわれており、薄い人は象牙質の内部の色が見えやすいのです。これが歯が黄ばんで見える理由のひとつです。

2つ目の理由は加齢によるものです。人間の歯は歳を重ねるごとに、エナメル質の厚さが薄くなり、象牙質の厚みが増していきます。そのため、象牙質の色が見えやすくなり、その結果、歯が黄ばんで見えます。

外因性の黄ばみと内因性の黄ばみを比較した写真
外因性の黄ばみと内因性の黄ばみを比較した写真

内因性と外因性のそれぞれの歯の黄ばみが目立つ写真を比較してみました。外因性は、部分的に茶色や黒のまだら模様の着色汚れが目立つのに対して、内因性は全体的に黄ばんでいるのが特徴です。

2. 黄ばみの改善のステップ

黄ばみの原因がわかる

外因性の黄ばみ

  • 歯のクリーニング
  • ホワイトニング歯磨き粉等
    市販品

内因性の黄ばみ

  • 歯のホワイトニング

黄ばみの原因がわからない

手軽に黄ばみケアを
始めたい

  • 着色汚れに効果のある
    歯磨き粉
  • 市販のホワイトニンググッズ

根本的に黄ばみを
改善したい

  • 歯のクリーニング
  • 歯のホワイトニング

歯の黄ばみは、外因性と内因性に原因が分けられることをお伝えしました。鏡で確認して自分の黄ばみの原因を理解できた人もいれば、自分ははたしてどちらなのか分からない人もいると思います。ここでは、みなさんの歯の黄ばみの原因への理解度にあわせた改善ステップをご用意しました

2-1. 外因性の黄ばみを改善したい人

タバコのヤニやコーヒーや茶による歯の表面の着色汚れ(=外因性の黄ばみ)が気になる人は、3章で紹介する歯医者のクリーニングや歯磨き粉、市販グッズなどで黄ばみを改善させることができます

黄ばみの改善にお金が掛けられるのであれば、歯医者で歯のクリーニングを受けることが確実に効果があり、一番におすすめできます。まず手軽かつ安い方法を試してみたいという方には、量販店で手に入る歯磨き粉やグッズを試してみましょう。

2-2. 内因性の黄ばみを改善したい人

歯の内部の黄ばみが気になる人は、4章でご紹介する歯医者でのホワイトニングを行いましょう。歯の内部の黄ばみは、外側を白くするだけでは黄ばみを改善することはできません。

歯の内部の黄ばみを白くする薬剤(過酸化物)を使えるのは、日本では歯科医師や歯科衛生士の方のみです。したがって歯医者以外ではホワイトニングは受けられません。

歯医者でのホワイトニングには、即効性のあるオフィスホワイトニングや、歯医者でマウスピースを作って自宅でじっくり白くするホームホワイトニングまで幅広くあります。詳しくは4章でご紹介します。

2-3. どちらの黄ばみも改善したい人、どちらの黄ばみなのか分からない人

自分は外因性、内因性どちらの黄ばみにも該当するという人。あるいは自分の黄ばみはどちらなのか分からない人は、ご自身の予算と手軽さで選ぶことをおすすめします。

まずは安く手軽に黄ばみを改善させたいというのであれば、3章でご紹介する歯磨き粉や市販のグッズを試してみましょう。安いもので500円~高くても3000円で試すことができます。もしその結果、思ったほど黄ばみが改善がみられないのであれば、その黄ばみは内因性による可能性があります。その場合は、4章の歯のホワイトニングを受けることをお薦めします。

黄ばみの改善にある程度予算が掛けられる、今すぐにでも改善したいというのであれば、4章でご紹介する歯医者の歯のホワイトニングを受けることをお薦めします。歯のホワイトニングは、内因性の黄ばみを改善する効果があるだけでなく、外因性の着色汚れにも効果があります。

3. 外因性の黄ばみを改善する方法

ここまでは黄ばみの種類についてお伝えしました。ここからは外因性の黄ばみを改善する方法をご紹介します。

外因性の黄ばみが気になる方

歯のクリーニング ホワイトニング歯磨き
粉等の市販品
おすすめ
理由
一回(約1時間)の施術で着色汚れを一気に落とすことができる 歯磨き粉などの市販のホワイトニンググッズ
相場価格 5,000円〜20,000円程度 500円〜3,000円程度

外因性による黄ばみは、タバコのヤニやコーヒーなどによる着色汚れが原因でした。そのため、着色汚れを取ることで黄ばみを改善させることができます。 ここでは、外因性の黄ばみを改善するための着色汚れを取る方法をおすすめ順で3つご紹介していきます。

3-1. 歯のクリーニングをする

外因性の黄ばみを改善したい方に、一番におすすめできる方法は歯のクリーニングです。歯の表面についた着色汚れを1度で確実に落とすことができます。後でお伝えする歯磨き粉や市販グッズと比べると費用はかかりますが、即効性や歯磨きでは落とせない部分まで綺麗にできるため「一刻も早くきれいにしたい」「隅々まできれいにしたい」という方におすすめです。

歯医者での歯のクリーニングは国家資格を持つ専門知識のある人が、専用の器材を用いて施術をしてくれるので、着色汚れを落とすだけでなく、歯周病の原因となる菌まで取り除くことができ、歯周病予防にもなります

歯医者のクリーニングには様々な種類がありますが、着色の黄ばみを落としたい人におすすめのメニュー「超音波スケーラーによる歯石・着色除去」、「ジェットパウダー洗浄」、「歯面研磨(PMTC)」です。しかし、歯医者によって設備が異なるため、ホームページをチェックしたり電話で問い合わせたりして、施術が行えるかどうか確認しましょう。

また、歯医者を選ぶポイントとして、クリーニングに力を入れている歯医者の多くは、ホームページ上で「着色除去」や「ステイン除去」という言葉を用いてクリーニング内容を紹介しています。ですので、「着色除去」や「ステイン除去」という言葉を目印にしてみてください

価格ですが、審美的な目的であるため保険は適用されません。そのため自費治療として、5,000円〜2万円で受けることができます。

3-2. 市販品を使う

外因性の黄ばみを改善したい方に、一番におすすめできる方法は歯のクリーニングです。歯の表面についた着色汚れを1度で確実に落とすことができます。後でお伝えする歯磨き粉や市販グッズと比べると費用はかかりますが、即効性や歯磨きでは落とせない部分まで綺麗にできるため「一刻も早くきれいにしたい」「隅々まできれいにしたい」という方におすすめです。

歯医者のクリーニングの次におすすめの方法は、ドラッグストアなどで手に入る歯磨き粉などの市販品を使う方法です。

着色汚れを落とす歯磨き粉を選ぶ際、以下の2つのポイントを押さえることが大事です。

  • ・汚れを歯磨き粉の成分の力で浮かせて落とす
  • ・研磨剤を用いて磨き落とす

研磨剤を含む歯磨き粉を使う場合、使いすぎにより歯の表面を傷つけてしまわないよう、研磨成分の強さに応じて使用回数を調整することが大事です。研磨剤により歯の表面が傷ついてしまうと、傷ついた部分の着色成分が付きやすくなり、かえって着色汚れを促進してしまいます。なので、研磨剤入りの歯磨き粉を毎日使うのはおすすめできません

4. 外因性と内因性の黄ばみを
  改善する方法

ここからは内因性と外因性の黄ばみを白くする方法をお伝えします。

内因性による黄ばみは、歯医者で行うことができるホワイトニングのみ効果があります。黄ばみの原因である象牙質の色を白くすることができるのは、過酸化水素を含んだ薬剤のみだからです。また、過酸化水素のホワイトニング剤の利用は歯科医師や歯科衛生士など国家資格を持った人しか認められておりません。したがって、内因性の黄ばみ改善は、歯医者でしか行うことができません

この歯医者で行うホワイトニングには、実は外因性の歯の着色汚れを落とす効果もあります。なぜならホワイトニングは歯の表面を守っているペリクルと呼ばれるタンパク質を剥がす効果があるためです。このペリクルはタバコのタールやコーヒーの色素と結びつく作用があり、外因性の着色汚れを引き起こします。ホワイトニングを行うことでペリクルが剥がされるため、外因性の着色汚れを落とすことが可能です。

つまりホワイトニングは外因性と内因性、どちらの原因の黄ばみの改善に効果があります

ホワイトニングにもいくつか種類があるため、それぞれの特徴とどれくらい白くなるのかをご紹介していきます。

外因性の黄ばみが気になる方

オフィスホワイトニング
おすすめ
理由
一回(約1時間)の施術である程度歯を白く することができる
▶ 忙しくて時間が取れない人向け
相場価格 25,000円程度
ホームホワイトニング
おすすめ
理由
毎日継続して行うことで、2ヶ月程で周りから 白いと思われる歯にできる
▶ コストパフォーマンス高く白さを求める人向け
相場価格 20,000円〜50,000円 程度
デュアルホワイトニング
おすすめ
理由
スピーディーに理想的な白い歯を目指せる
▶できる限り早く黄ばみを改善して、
 真っ白な歯を求める人向け
相場価格 70,000円〜150,000円 程度

4-1. オフィスホワイトニングをする

オフィスホワイトニングとは、歯医者の中で行うホワイトニングのことです。1回あたりの施術時間が30分~1時間と短く、自分で行う必要がないため、毎日が忙しく時間をかけたくない方におすすめの方法です。

【手順】
過酸化水素を含んだホワイトニング剤を歯に塗ります。
過酸化水素のホワイトニング効果を最大限まで高めるために、光を当てていきます。

【時間】
歯医者にもよりますが、平均30分~1時間ほどで施術は行われます。

【価格の相場】
1回の施術は、25,000円が相場です。他人から白い歯だと気づかれる歯の白さにするには、平均して3-5回施術を受ける必要があります。

4-2. ホームホワイトニングをする

ホームホワイトニングは、歯医者の処方を受け、自宅などで行うホワイトニングのことです。オフィスホワイトニングと比べ、安価で受けることができるのが特徴です。周りから歯が白いねと気づかれる白さにするには、2ヶ月間ホームホワイトニングを毎日継続することで実現できます。そのためホームホワイトニングは、時間がかかってもいいから、なるべく安く黄ばみを改善させたい人におすすめの方法です。

【手順】
まず歯医者で歯型を取り、ホームホワイトニング専用のマウスピースを作ります。歯型をとるのに掛かる時間は30分~1時間ほどです。

マウスピースを作成している様子の写真

型取り剤を顎にはめて、自分の口に合わせたホーム
ホワイトニング用のマウスピースを作っていきます

歯型を摂った後、1週間ほどマウスピースの制作に時間がかかります。そのため再度、歯医者へ受け取りに行く必要があります。

ホワイトニングジェルとマウスピースの写真

出来上がったマウスピースにホワイトニング用の
ジェルを塗り、歯にはめ込んで黄ばみを改善させます

こちらが出来上がったマウスピースです。この内側に過酸化尿素の入ったホワイトニングジェルを塗り、歯にはめて白くしていきます。

黄ばみを減らし、自分で白さを実感できるまでにかかる期間は1日最大2時間装着して最短で2週間です。周りから気づかれる歯の白さになるのは約2ヶ月かかります。

【価格の相場】
マウスピース製作+ホワイトニング剤の料金で2万円~5万円です。

4-3. デュアルホワイトニングをする

ここまで歯医者で歯を白くするオフィスホワイトニング と自宅で白くするホームホワイトニング をご紹介しました。ホームホワイトニングでは、なるべく安く白くすることができますが、2ヶ月もかかるのはつらいですよね。そこでオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行して行うとより早く、より白くすることができます。この方法をデュアルホワイトニングといいます。その分、費用が高いのがデメリットですが、「できる限り早く黄ばみを改善させ、真っ白な歯を手に入れたい」という人には、ぜひおすすめしたい方法です。

またテトラサイクリン歯の人にも、状態によっては黄ばみが改善される場合があるため、歯医者でカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

【どれくらい期間で白くなるのか】

ホワイトニング方法による色の変化イメージ

こちらはオフィス、ホーム、デュアルの3つのホワイトニング方法を続けた場合で、歯の白さがどのように変化していくのか表した図です。

オフィスホワイトニングでは、白くするのに限界があり、A1(自分で実感できるレベルの白さ)まで白く できます。一方で、ホームホワイトニングとデュアルホワイトニングは、他人に「白いね!」と言われるくらいの白さを目指すことができます。しかしホームは白くするのに時間がかかり根気が要りますが、デュアルだとおよそ2ヶ月で理想の白さを手に入れることが期待できます

【価格相場】

こちらはオフィス、ホーム、デュアルの3つのホワイトニング方法を続けた場合で、歯の白さがどのように変化していくのか表した図です。

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行うので、内面的な黄ばみを解決する方法の中では、もっとも高く7万円~15万円です。

5. おわりに

いかがでしたでしょうか?

気になる歯の黄ばみの原因は、大きく分けて外因性と内因性があります。黄ばみを改善するには、まず自分はどっちなのか、原因を把握することが大事です。

もしタバコのヤニなど外因性の着色汚れを落としたいのであれば、できれば歯医者でのクリーニングを受けるのが一度にキレイさっぱり着色汚れを落とすことができるのでおすすめ です。もし価格の面で難しいようであれば、着色汚れに効果のある歯磨き粉や市販のグッズを試してみましょう

内因性の黄ばみであれば、歯医者でのホワイトニングで改善していきましょう。あまり時間をかけず黄ばみの改善を望むならオフィスホワイトニングを、なるべく安く他人から白いと気づかれるぐらいの改善を望むのであればホームホワイトニングがおすすめです。他人から白いと気づかれるぐらいの白さをいち早く求めるのであれば、その分費用が掛かりますが、デュアルホワイトニングという方法があります。

外因性と内因性の黄ばみ、どちらも気になる、あるいはどちらなのか分からないという人は、価格と手軽さで判断されると良いでしょう。まずは安価で気軽に黄ばみ改善を図りたいのであれば、歯磨き粉やグッズを試してみましょう。一気に改善したいという人は歯のクリーニングやホワイトニングを受けることをおすすめします。

SUPERVISING DOCTOR監修医師

歯科医師 大河原典果

歯科医師 大河原典果

1997 年新潟大学歯学部卒業後、濁協医科大学医学部口腔外科学講座入局。2001 年ホワイトエッセンスに勤務し、臨床現場での診療と並行して歯のホワイトニングや歯のクリーニングといった各施術のマニュアル・教育研修に参与。ホワイトエッセンスの次世代ホワイトニング材研究開発担当者として、フリーラジカル研究者や共同研究先の各大学の先生方の協力を得てオフィスホワイトニング材(ホワイトエッセンスホワイトニング プロ)の開発および認可取得に携わる。

著書:リピート化するホワイトニング・クリーニング