「ホワイトエッセンスが独自に開発した歯のクリーニング」を継続した患者の歯周病原細菌数が少ないことを立証

2020年度春季学術大会にて、ホワイトエッセンスの歯のクリーニングと歯周病原細菌数における関連性の調査を発表いたしました。

ホワイトエッセンスでは、歯周病原細菌の一つであるポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis) (以下、P.g)を遺伝子検査で検出する「歯周病菌DNA検査」を、歯周病予防を目的としたメニューとして展開しています。今回、この検査結果を用いて、ホワイトエッセンスが行う歯のクリーニングの回数が、歯周病原細菌数、口腔内状況にもたらす影響について調査しました。

 

■方法

ホワイトエッセンス加盟医院に来院し、ホワイトエッセンスのメニューの一つ「歯周病菌DNA 検査」(対象菌種:P.g)を受諾・実施した被験者1,151 名を対象に、DNA 検査結果、各種口腔内検査結果、問診情報、ホワイトエッセンスの歯のクリーニング系のメニュー※1の過去の施術回数などを使用して調査いたしました。

・検査結果を含む全ての情報は、匿名化され抽出した情報のみを用いて解析を行っています。

・施術回数は、歯周病菌DNA 検査の唾液採取日より前に、施術を受けた回数を抽出しています。

・唾液中P.g数は、ガム咀嚼による刺激唾液と検体保存液の混合物からDNA を抽出し、リアルタイムPCR 法により算出した値を使用しています。

・歯周病菌DNA 検査の受諾者からは、インフォームド・コンセントを受け検査を行いました。

 

■結果

1)ホワイトエッセンスの歯のクリーニング施術を受けた平均年齢50歳男女に対して、0回から4回ごとの回数別で、P.g数の平均を比較したところ、クリーニング未経験の被験者に比較し、クリーニング経験がある被験者のほうが有意にP.g 数が少ないことが示されました。

 

2)また歯と歯茎(歯肉)の間にあり、歯周病に感染して進行・悪化していくと深くなる「歯周ポケット」が4mm以上の被験者は、3mm以下の被験者に対し、クリーニングの経験回数が少ない傾向が見られました。この結果より、歯のクリーニング経験回数は、歯周ポケットの深さにも影響する可能性があると考えられます。

※1: メニューの詳細は該当リンクよりご確認ください。https://www.whiteessence.com/service/cleaning/