ホワイトニングマウスウォッシュは本当に効果ある?期待できる効果と注意点を解説

ホワイトニングマウスウォッシュは本当に効果ある?期待できる効果と注意点を解説

/ 監修:歯科医師 大河原典果、歯科医師 大槻昌幸

毎日の歯磨きにプラスするだけで、手軽に歯を白くできるなら嬉しいですよね。

しかし、市販のホワイトニングマウスウォッシュに本当に効果があるのか、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

ホワイトニングマウスウォッシュには、歯の表面に付着した着色汚れを落としたり、新たな着色を防いだりする効果が期待できます。一方で、歯そのものの色を漂白して白くすることはできません。

この記事では、ホワイトニングマウスウォッシュに期待できる効果や限界、歯科医院のホワイトニングとの違い、正しい使い方や注意点を解説します。

それぞれの違いを理解したうえで、自分の悩みにホワイトニングマウスウォッシュが合っているのか、ほかのケアを検討した方がよいのかを判断できるようになります。

CONTENTS

ホワイトニングマウスウォッシュに期待できる3つの効果

ホワイトニングマウスウォッシュは、歯を漂白するのではなく、歯の表面に付着した汚れを落とし、本来の歯の色に近づけるための製品です。

毎日のケアに取り入れることで、主に3つの効果が期待できます。それぞれの効果について、詳しく見ていきましょう。

歯の表面についた着色汚れ(ステイン)を浮かせて落とす

ホワイトニングマウスウォッシュの主な効果は、コーヒーやお茶、タバコなどによって歯の表面に付着した着色汚れを落とすことです。

製品に含まれる成分によっては、ステインと歯の表面の間に作用し、汚れを浮かせて落としやすくするものがあります。

これにより、歯の表面の着色汚れを除去し、歯が本来持っている自然な色合いに近づける効果が期待できます。

新たなステインが歯に付着するのを予防する

毎日の食事や飲み物によって、歯には新たなステインが付着します。

ホワイトニングマウスウォッシュの中には、歯の表面へのステインの再付着を防ぐ成分が配合されている製品もあります。

日々のオーラルケアに取り入れることで、着色汚れを付きにくくし、歯本来の色を維持するサポートが期待できます。

口臭予防や口内を浄化し清潔に保つ

ホワイトニングマウスウォッシュの中には、口臭予防や口内の浄化を目的とした成分が配合されている製品もあります。

洗口液を口内全体に行き渡らせることで、歯磨きだけではケアしにくい部分を含め、口内を清潔に保つサポートが期待できます。

ただし、期待できる効果は製品によって異なるため、使用目的や成分表示を確認することが重要です。

ホワイトニングマウスウォッシュの限界|歯そのものの色は白くならない理由

市販のホワイトニングマウスウォッシュは、歯の表面の着色汚れに対するケアは期待できますが、歯そのものの色を内側から漂白するものではありません。

これは、歯科医院で行われるホワイトニングとは、使用する成分や歯への作用が異なるためです。

なぜマウスウォッシュでは歯そのものの色を白くできないのか、その違いを解説します。

市販のホワイトニングと歯科医院のホワイトニングの違いについては「市販のホワイトニングと歯科医院のホワイトニング違い」で詳しく紹介しています。

歯科医院の「ホワイトニング」との決定的な違い

市販のマウスウォッシュと歯科医院のホワイトニングの大きな違いは、歯そのものの色を漂白する作用の有無です。

歯科医院のホワイトニングでは、過酸化水素や過酸化尿素などを含むホワイトニング薬剤を使用し、歯の内部にある色素に作用させることで、歯そのものの色を明るくします。

一方、市販のホワイトニングマウスウォッシュは、主に歯の表面に付着した着色汚れを除去したり、再付着を防いだりすることを目的としています。

そのため、「表面の着色をケアすること」と「歯そのものの色を明るくすること」は分けて考える必要があります。

マウスウォッシュでは歯の内部の黄ばみを白くできない理由

歯が黄ばんで見える原因は、歯の表面に付着した着色汚れだけではありません。

歯の内部にある象牙質の色が、半透明のエナメル質を通して見えることも、歯の色に大きく影響しています。また、加齢などによって象牙質の色が濃くなることもあります。

歯科医院で行うホワイトニングでは、過酸化水素などから生じる活性物質が歯の内部の色素に作用することで、歯そのものの色を明るくします。

一方、市販のホワイトニングマウスウォッシュは、基本的に歯の表面の着色汚れをケアすることを目的としているため、加齢や生まれつきの歯の色など、歯の内部に由来する黄ばみを白くすることはできません。

自分に合ったホワイトニングマウスウォッシュの選び方

歯科医院のホワイトニングとの違いや、マウスウォッシュでできること・できないことを理解したうえで、「まずは毎日のセルフケアとしてホワイトニングマウスウォッシュを取り入れたい」という方もいるでしょう。

その場合は、人気ランキングや商品名だけで判断するのではなく、自分が期待する効果や口内の状態に合った成分・タイプを確認することが重要です。

ここでは、着色汚れのケア、刺激の少なさ、口臭・歯周病ケアなど、目的別に確認したいポイントを解説します。

ステイン除去を目的とする場合は配合成分を確認する

着色汚れをケアしたい場合は、ステインへの作用が期待できる成分が含まれているか確認しましょう。

「ポリエチレングリコール(PEG)」や「ポビドン(PVP)」などは、製品によって着色汚れの除去を目的として配合されています。

また、「ポリリン酸ナトリウム」など、歯の表面への着色汚れの付着を防ぐ目的で使用される成分もあります。

ただし、配合成分や期待できる効果は製品ごとに異なるため、パッケージに記載された効能・効果を確認することが大切です。

刺激が苦手な方はノンアルコールタイプを確認する

マウスウォッシュ特有の刺激が苦手な方や、口内への刺激を抑えたい方は、ノンアルコールタイプを選択肢にするとよいでしょう。

使用感は製品によって異なるため、アルコールの有無や製品に記載された使用上の注意を確認し、自分が継続しやすいものを選ぶことが大切です。

口臭や歯周病ケアもしたい場合は薬用成分に注目する

着色汚れのケアに加えて、口臭や歯周病の予防も目的とする場合は、「医薬部外品(薬用)」と表示された製品の有効成分を確認しましょう。

例えば、製品によっては塩化セチルピリジニウム(CPC)やイソプロピルメチルフェノール(IPMP)などが有効成分として配合されています。

「ホワイトニング」という表示だけで判断するのではなく、自分が求める効能・効果が記載されているかを確認して選ぶことが重要です。

ホワイトニングマウスウォッシュの正しい使い方

ホワイトニングマウスウォッシュは、製品の種類によって正しい使用方法が異なります。

特に、「洗口液」と「液体歯磨き」では使用するタイミングやブラッシングの必要性が異なるため、パッケージに記載された使用方法を確認することが重要です。

使用タイミングは製品タイプに合わせて確認する

ホワイトニングマウスウォッシュを使用するタイミングは、すべての製品で共通しているわけではありません。

歯磨き後に使用する洗口液もあれば、ブラッシングと組み合わせて使用する液体歯磨きもあります。

「ホワイトニングマウスウォッシュだから歯磨き後に使う」と決めつけず、製品の使用方法に従いましょう。

「液体歯磨き」と「洗口液」の用途の違いを理解する

マウスウォッシュと呼ばれる製品には、大きく分けて「液体歯磨き」と「洗口液」があります。

「液体歯磨き」は、口に含んだ後に歯ブラシでブラッシングして使用します。

一方、「洗口液」は歯磨きの後などに口に含んですすぐことで、口内をケアする製品です。

見た目が似ていても使用方法は異なるため、パッケージに「液体歯磨き」「洗口液」のどちらと記載されているか確認しましょう。

使用後に水ですすぐかどうかは製品表示を確認する

使用後に水ですすぐ必要があるかどうかも、製品によって異なります。

すすがずに使用することを想定している製品もあれば、異なる使用方法が指定されている場合もあります。

自己判断で使用方法を変えるのではなく、使用量、使用時間、すすぎの有無など、製品に記載された方法に従うことが重要です。

使用前に知っておきたいホワイトニングマウスウォッシュの3つの注意点

手軽に始められるホワイトニングマウスウォッシュですが、使用前には期待できる効果の範囲や、口内への刺激などについて理解しておくことが大切です。

ピリピリとした刺激を感じることがある

製品によっては、アルコールやその他の配合成分によって、使用時にピリピリとした刺激を感じる場合があります。

刺激の感じ方には個人差があるため、強い刺激や口内の異常を感じた場合は使用を中止し、必要に応じて歯科医師などに相談しましょう。

刺激が気になる方は、ノンアルコールタイプなどを選択肢にする方法もあります。

継続しても歯そのものの色が白くなるわけではない

ホワイトニングマウスウォッシュは、一度の使用で歯そのものの色が大きく変化するものではありません。

継続的に使用することで、歯の表面に付着する着色汚れをケアしたり、着色を予防したりする効果は期待できます。

一方、加齢や生まれつきの歯の色など、歯の内部に由来する黄ばみは、長期間使用してもマウスウォッシュだけで白くすることはできません。

「継続すれば歯そのものが徐々に白くなる」と考えるのではなく、期待できる効果の範囲を理解して使用することが重要です。

製品タイプに応じた使用方法を守る

ホワイトニングマウスウォッシュは製品によって配合成分や使用方法が異なります。

特に液体歯磨きとして使用する製品ではブラッシングを伴うため、強い力で磨き続けると歯や歯茎に負担をかける可能性があります。

使用量や使用回数、ブラッシング方法などは自己判断せず、製品に記載された用法・用量や注意事項に従いましょう。

歯そのものを白くしたい場合は歯科医院のホワイトニングも選択肢

市販のホワイトニングマウスウォッシュは、歯の表面に付着した着色汚れをケアする方法として活用できます。

一方、加齢や生まれつきの歯の色など、歯そのものの色を明るくしたい場合は、歯科医院で行う医療ホワイトニングが選択肢になります。

医療ホワイトニングでは、ホワイトニング薬剤を用いて歯の内部の色素に作用させるため、マウスウォッシュとはアプローチが異なります。

歯を白くする方法については「歯を白くする方法と効果の違い」で詳しく紹介しています。

ホワイトエッセンスのホワイトニングで目指せる白さと実績

歯科医院でのホワイトニングを検討する際、「どの程度の白さを目指せるのか」は気になるポイントの一つです。

ホワイトエッセンスでは、薬事承認を取得したホワイトニング薬剤や特許技術を活用した施術を提供しています。

ホワイトエッセンスコースでは、一定の条件のもとで施術を受けた方の91.4%*1が、シェードガイド上のブリーチシェードに到達した実績があります。

ただし、ホワイトニングによる白さの変化や到達できる色には個人差があります。

現在の歯の色や目指したい白さを確認したうえで、自分に合った施術方法を相談することが大切です。

*1  集計期間:2023年1月~2024年12月

   対象者:該当期間にホワイトエッセンスコースを開始した 18,170名

症例実績と専用機器・研修体制による施術品質への取り組み

ホワイトエッセンスは全国300医院以上*2でサービスを提供し、累計471万件*2を超える症例実績があります。

また、ホワイトニング薬剤の効果を引き出すための専用光照射器を自社開発するなど、薬剤だけでなく施術環境の整備にも取り組んでいます。

施術を担当するスタッフに対して実技試験や研修を実施し、全国の加盟医院で一定水準のサービスを提供するための体制を整えています。

こうした症例データや施術体制も、歯科医院でのホワイトニングを検討する際の判断材料の一つになります。

*2 2026年3月末時点 症例件数はホワイトニングとクリーニングの合算

初めての方に向けた全額返金保証と白さ追求制度

ホワイトエッセンスでは、対象となる初回施術で白さの変化を実感できなかった場合に利用できる全額返金保証制度を設けています。

また、対象コース終了時に所定の目標色へ到達しなかった場合、条件に応じて追加施術を受けられる白さ追求制度もあります。

保証制度には対象となるメニューや利用条件があるため、詳細は事前に確認することが重要です。

初めて医療ホワイトニングを検討する場合は、現在の歯の状態や目指したい白さ、費用などについてカウンセリングで相談してみるとよいでしょう。

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まとめ

ホワイトニングマウスウォッシュは、歯の表面に付着したステイン(着色汚れ)の除去や、新たな着色汚れの付着を防ぐためのセルフケアとして活用できます。

また、製品によっては口臭予防や口内を清潔に保つ効果も期待できます。

一方で、歯そのものの色を漂白するものではないため、加齢や生まれつきの歯の色など、歯の内部に由来する黄ばみを白くすることはできません。

ホワイトニングマウスウォッシュを選ぶ場合は、期待できる効果と限界を理解し、自分の目的に合った成分や製品タイプを確認することが重要です。

歯の表面の着色をケアしたい場合はマウスウォッシュやクリーニング、歯そのものの色を明るくしたい場合は歯科医院でのホワイトニングなど、目的に応じて適切な方法を選びましょう。

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    ホワイトニングマウスウォッシュに関するよくある質問

    Q ホワイトニングマウスウォッシュは毎日使っても大丈夫ですか?

    A使用できる頻度は製品によって異なります。
    毎日の使用を想定している製品もありますが、使用回数や使用量は、必ず製品に記載された用法・用量に従ってください。
    刺激を強く感じる場合や口内に異常が出た場合は、使用を中止し、必要に応じて歯科医師などに相談しましょう。

    Q コーヒーやタバコのヤニ汚れにはどのような成分を確認すればよいですか?

    A着色汚れのケアを目的とする場合は、製品に記載されている効能・効果や配合成分を確認しましょう。
    製品によっては、ポリエチレングリコール(PEG)などが着色汚れの除去を目的として配合されている場合があります。
    ただし、特定の成分が含まれているだけで効果を判断するのではなく、製品に表示されている効能・効果や使用方法を確認することが重要です。

    Q ホワイトニングマウスウォッシュと液体歯磨きはどう違うのですか?

    A主な違いは使い方です。
    「洗口液」は、口に含んですすぐことで口内をケアする製品です。
    一方、「液体歯磨き」は、口に含んだ後に歯ブラシでブラッシングして使用します。
    同じ液体タイプでも使用方法が異なるため、パッケージの表示を確認して正しく使い分けましょう。

    監修医師

    特別監修医師 大槻昌幸肖像

    歯科医師

    大槻昌幸

    1988年東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了後、東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第一講座入局。東京医科歯科大学大学院准教授、松本歯科大学客員教授を歴任する一方、一般社団法人日本審美歯科学会理事長、一般社団法人日本レーザー歯学会常務理事、一般社団法人日本接着歯学会代議員なども務める。現在はホワイトエッセンス特別監修医師として、世界に通用する漂白効果の実現、及びさらなる漂白効果を得るための製品研究に携わる。

    著書:患者さんが安心・納得する医療ホワイトニング説明BOOK こう聞かれたら、こう答える
    ホワイトニング NEW GENERATION 他

    歯科医師 大河原典果肖像

    歯科医師

    大河原典果

    1997年新潟大学歯学部卒業後、獨協医科大学医学部口腔外科学講座入局。2001年ホワイトエッセンスに勤務し、臨床現場での診療と並行して歯のホワイトニングや歯のクリーニングといった各施術のマニュアル・教育研修に参与。ホワイトエッセンスの次世代ホワイトニング材研究開発担当者として、フリーラジカル研究者や共同研究先の各大学の先生方の協力を得てオフィスホワイトニング材(ホワイトエッセンスホワイトニング プロ)の開発および認可取得に携わる。

    著書:リピート化するホワイトニング・クリーニング