ホワイトニングは痛い?痛みの種類と原因、対処法を徹底解説

ホワイトニングは痛い? 痛みの種類と原因、対処法を徹底解説

監修:歯科医師 大河原典果、歯科医師 大槻昌幸

「ホワイトニングって痛いの?」「施術後から歯がしみて困っている」――そんな疑問や不安を抱えている方、あるいは「痛み」や「歯がしみる」ことでホワイトニングをためらう方も多いのではないでしょうか。

しかし、適切な対策やクリニック選びを行えば、これらの不安をほとんど感じずに快適な施術を受けることが可能です。

この記事では、ホワイトニングで起こる痛みの種類や発生する原因をはじめ、痛みを軽減できる最新の施術方法、そして万が一痛みが出てしまったときの正しい対処法までを詳しく解説します。

CONTENTS

ホワイトニング後に歯は痛くなる?

ホワイトニングで痛みが出るかどうかは、施術の種類・使用する薬剤・個人の歯の状態によって異なります。

痛みが出る人もいれば、まったく感じない人もいます。ただし「必ず痛い」というわけではなく、適切な施術と対策を行えば、多くの方が痛みをほとんど感じずにホワイトニングを受けることが可能です。

ホワイトニングで生じる痛みは、大きく次の3種類に分類できます。それぞれ原因・対策・対処法が異なるため、まず自分がどのタイプの痛みを感じているかを把握することが重要です。

痛みの種類痛みの症状痛みの主な原因
歯がしみる(知覚過敏)冷たいものでしみる、ズキズキする。薬剤の成分や照射器の熱よる神経への刺激
歯茎のヒリヒリ(歯肉刺激)歯茎が焼けるように痛い薬剤が歯茎に付着している
マウスピースが当たる痛み歯茎が擦れて痛いマウスピースがフィットしていない

ホワイトニングで痛みが生じる原因

ホワイトニングによる痛みは「なぜ起こるのか」を理解することで、適切な対策が見えてきます。ここでは、3つの痛みそれぞれの原因について解説します。

ホワイトニング薬剤と照射器の刺激(知覚過敏性の痛み)

施術後に歯がキーンとしみたり、ズキズキと痛んだりする場合、ほとんどのケースで「知覚過敏」が原因です。

ホワイトニング薬剤の成分が歯の表面にある「象牙細管(ぞうげさいかん)」という微細な穴から神経に届くことで、刺激が伝わりやすくなります。また、酸性に調整された薬剤は歯のエナメル質の成分が溶け出す「脱灰(だっかい)」を引き起こしやすく、こちらも神経への刺激が伝わりやすくなるリスクがあります。さらに、照射器から発生する熱が神経を刺激するケースもあります。

知覚過敏の原因や対策については、「ホワイトニングの知覚過敏」の記事で詳しく解説しています。

ホワイトニング薬剤が歯ぐきにつく(歯茎の痛み)

ホワイトニング薬剤が歯ぐきに触れると、焼けるようにヒリヒリとした刺激を感じることがあります。これは知覚過敏とは異なる、歯茎(軟組織)への薬剤刺激が原因です。

ホームホワイトニングでは薬剤を入れすぎた場合にマウスピースから薬剤が溢れ出し、歯ぐきに付着するケースがあります。オフィスホワイトニングでは、歯肉の保護が不十分な状態での施術で生じることがあります。

ホワイトニングマウスピースが当たって痛い(物理的な痛み)

ホームホワイトニングで使用するマウスピースのフィットが悪いと、縁が歯ぐきに擦れたり食い込んだりして物理的な痛みが発生します。手作業でカットされたマウスピースは縁が粗くなりやすく、この問題が起きやすい傾向があります。

ホワイトニングで痛みを抑えるための対策

痛みの原因が分かれば、それを避けることで痛みを最小限に抑えられます。ここでは、ホワイトニングを安全・快適に受けるための3つの対策をご紹介します。

知覚過敏抑制材を塗る(オフィスホワイトニング)

オフィスホワイトニングでは、施術の前後に「知覚過敏抑制材」を塗布することが有効な対策です。知覚過敏抑制材は歯の神経に通じる象牙細管という細かな穴のなかに結晶を作って物理的に塞ぐことで、薬剤や温度変化の刺激が神経に伝わるのを防ぎます。

なお、ホワイトニングによる知覚過敏は、使用する薬剤のpHや照射器の種類によっても起こりやすさが変わります。これらの詳細については「ホワイトニングによる知覚過敏」の記事をご覧ください。

痛みが出やすい体質の方や、過去に施術でしみた経験がある方は、施術前に歯科医師に相談し、知覚過敏抑制材の使用を希望しておくと安心です。

低濃度ジェルからのスタート(ホームホワイトニング)

ホームホワイトニングを始める際は、最初から高濃度のジェルを使用するのではなく、低濃度のジェルから段階的にスタートすることが痛みを抑える基本的な対策です。歯が刺激に慣れていない状態で高濃度のジェルを使うと、しみたり痛みが出やすくなったりします。歯科医師の指示に従い、自分の歯の状態に合った濃度から始めるようにしましょう。

精度の高いマウスピースの作成(ホームホワイトニング)

ホームホワイトニングでは、自分の歯にぴったりフィットしたマウスピースを使用することが重要です。フィットが悪いと薬剤が歯ぐきに漏れて歯肉刺激の原因になるだけでなく、ホワイトニング効果も十分に発揮されません。歯ぐきのラインに合わせて精密に作られたオーダーメイドのマウスピースを歯科医院で作成することで、薬剤の漏れを防ぎ、物理的な痛みのリスクも下げることができます。

ホワイトニングで痛みが生じやすい人

以下に該当する方は、ホワイトニングで痛みを感じやすい傾向があります。施術前に歯科医師に相談し、自分の歯の状態を確認しておきましょう。

もともと歯がしみやすい

冷たい飲み物を飲んだとき・歯磨きの際などに日常的に歯がしみる方は、すでに知覚過敏の素地がある可能性があります。施術前に状態を確認することと、施術時に知覚過敏抑制材を塗ることが特に有効です。

虫歯・歯周病がある

虫歯がある場合、薬剤が穴から深く浸透して激しい痛みを引き起こす危険があります。歯周病がある場合は歯ぐきが下がり、刺激に敏感な歯の根元が露出していることが多く、強い痛みを感じやすい状態になっています。自己判断せず、事前に歯科医院で歯の状態を確認してもらうことが大切です。

ホワイトニングの回数・装着時間を多くしすぎている

「早く白くしたい」という気持ちから、施術回数を短期間に詰めすぎたり、ホームホワイトニングでマウスピースの装着時間を推奨より長くしたりすると、歯への刺激が蓄積して痛みが出やすくなります。回数・装着時間どちらの場合も、歯科医師に指示された適切なペースで進めることが、痛みを防ぐうえで重要です。

ホワイトニング後に痛みが発生した時の対処法

対策をしていても、施術後に一時的に痛みやしみる症状が出ることはあります。ここでは、痛みが続く期間の目安と、発生時の正しい対処法をご紹介します。

ホワイトニング後の痛みはどのくらい続く?

ホワイトニング後に歯がしみたり歯ぐきがヒリヒリしたりする症状は、多くの場合24〜48時間以内に治まります。施術直後から翌日にかけて症状のピークが来ることが多く、その後は徐々に落ち着いていくのが一般的です。

48時間を過ぎても痛みが続く場合や、症状が悪化している場合は、ホワイトニングによる一時的な反応ではなく、虫歯などの別のトラブルが隠れている可能性があります。速やかに施術を受けた歯科医院に相談しましょう。

すぐにできる3つの対処法

ホワイトニングを一時中断する

痛みが出た場合は、まずホワイトニング(特にホームホワイトニング)を一時中断しましょう。痛みを我慢して続けることは症状の悪化につながります。痛みが治まって再開する際は、以前より低い濃度のジェルから始め、歯の様子を見ながら段階的に戻していくことが大切です。

冷たいもの・熱いものなど刺激物を避ける

施術後に歯がしみている間は、冷たかったり熱かったりする飲食物や甘いものなど、神経への刺激になりやすいものをなるべく避けてください。症状が落ち着くまでの数日間、食事や飲み物に気をつけるだけで不快感が大きく軽減されます。

痛みが続く場合は、施術を受けた医院に相談する

48時間を過ぎても痛みが治まらない場合、またはズキズキとした激しい痛みがある場合は、自己判断で対処しようとせず、施術を受けた歯科医院に相談してください。虫歯や歯髄炎など、ホワイトニング以外のトラブルが原因となっている可能性があります。

ホワイトエッセンスの痛みを抑える取り組み

ホワイトニングの痛みは、使用する薬剤・照射器・施術者の技術・マウスピースの精度など、複数の要因が絡み合っています。痛みを最小限に抑えるためには、これらすべてに適切な対策をとっているクリニックを選ぶことが重要です。

ホワイトエッセンスでは以下の3つの取り組みで、痛みの原因を多角的にカバーしています。

特許取得のホワイトニングマウスピース

ホワイトエッセンスのホームホワイトニング用マウスピースは、特許を取得した薬剤*1の漏れを防ぐ独自設計を採用しています。マウスピース内部に薬剤を溜める「液溜まり(レザボア)」構造により、薬剤が歯ぐきへ溢れ出しにくく、歯肉刺激による痛みを抑えます。

また、精密レーザーカッターを使用し、歯ぐきのラインに合わせて0.1mm単位でカット。手作業では生じやすいズレをなくし、歯ぐきへの物理的な摩擦や食い込みによる痛みが起こりにくい設計です。

*1 特許番号:第7637448号

痛みに配慮した施術者の技術

施術を担当するのは、100時間以上の研修と独自の認定試験(ISOが定める国際規格をクリア)*2を通過した歯科医師・歯科衛生士のみです。

薬剤の塗布量・範囲・厚みはマニュアルで細かく規定されており、誰が担当しても歯ぐきに薬剤が付着しにくい、均一で高品質な施術を受けることができます。
*2 合計100時間以上の施術研修を受け、初回合格率5%未満の当社独自の認定試験に合格

知覚過敏抑制材(スーパーシール)の塗布

ホワイトエッセンスでは、必要に応じて施術前後に知覚過敏抑制材「スーパーシール」を塗布しています。シュウ酸をベースとした薬剤が象牙細管に結晶を作り物理的に塞ぐことで、薬剤や温度刺激が神経に伝わりにくくなります。

なお、オフィスホワイトニングで使用する薬剤は中性〜弱アルカリ性(pH7.0〜8.5)に調整する特許技術を採用し、照射器も国内唯一の医療機器認証を取得した熱を抑えた光照射器を使用しています。これらの詳細については「ホワイトニングによる知覚過敏」の記事をご覧ください。

「痛みが心配でホワイトニングに踏み出せない」「過去の施術でしみた経験がある」という方も、まずは無料カウンセリングで歯の状態と不安をお聞かせください。あなたの歯の状態に合わせた、安全で快適な施術プランをご提案します。

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まとめ

ホワイトニングで生じる痛みには「歯がしみる(知覚過敏)」「歯ぐきのヒリヒリ(歯肉刺激)」「マウスピースの物理的な痛み」の3種類があります。多くの場合24〜48時間以内に自然に治まりますが、48時間を過ぎて続く場合は別のトラブルが疑われるため、歯科医院への受診が必要です。

痛みの出にくいホワイトニングを選ぶためには、オフィスホワイトニングでは知覚過敏抑制材の活用、ホームホワイトニングでは低濃度ジェルからのスタートと精度の高いマウスピースの使用が重要です。また、施術回数や装着時間を守り、自分の歯の状態に合ったペースで進めることが、痛みを防ぐ最大のポイントです。

「自分の歯でも安全にホワイトニングできるか不安」「痛みを抑えて白くしたい」という方は、まずは歯科医院の無料カウンセリングで歯の状態を確認し、最適な施術プランを相談することをおすすめします。

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    ホワイトニングの痛みに関するよくあるご質問

    Q ホワイトニングで痛みが出たらすぐに歯医者に行くべきですか?

    A24〜48時間以内に治まる場合は経過観察で問題ありません。ただし48時間を過ぎても痛みが続く・悪化している・ズキズキと激しい痛みの場合は速やかに受診してください。

    Q 痛みが出たとき市販の痛み止めを飲んでいいですか?

    A市販の鎮痛剤(イブプロフェン・アセトアミノフェン等)の服用は可能です。ただし根本的な対処にはならないため、痛みが続く場合は歯科医院に相談しましょう。

    Q ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングで痛みに差はありますか?

    A一般的に、ホームホワイトニングは薬剤の使用量・装着時間の管理を自分で行うため、誤った使い方による痛みが出やすいリスクがあります。オフィスホワイトニングは歯科医師・歯科衛生士が施術するため、適切な管理のもとで痛みのリスクをコントロールしやすい傾向があります。

    Q 知覚過敏がある人でもホワイトニングはできますか?

    A軽度〜中程度の知覚過敏であれば、適切な対策をとることでホワイトニングを受けられる場合があります。詳しくは「ホワイトニングと知覚過敏」の記事をご覧ください。

    監修医師

    特別監修医師 大槻昌幸肖像

    歯科医師

    大槻昌幸

    1988年東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了後、東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第一講座入局。東京医科歯科大学大学院准教授、松本歯科大学客員教授を歴任する一方、一般社団法人日本審美歯科学会理事長、一般社団法人日本レーザー歯学会常務理事、一般社団法人日本接着歯学会代議員なども務める。現在はホワイトエッセンス特別監修医師として、世界に通用する漂白効果の実現、及びさらなる漂白効果を得るための製品研究に携わる。

    著書:患者さんが安心・納得する医療ホワイトニング説明BOOK こう聞かれたら、こう答える
    ホワイトニング NEW GENERATION 他

    歯科医師 大河原典果肖像

    歯科医師

    大河原典果

    1997年新潟大学歯学部卒業後、獨協医科大学医学部口腔外科学講座入局。2001年ホワイトエッセンスに勤務し、臨床現場での診療と並行して歯のホワイトニングや歯のクリーニングといった各施術のマニュアル・教育研修に参与。ホワイトエッセンスの次世代ホワイトニング材研究開発担当者として、フリーラジカル研究者や共同研究先の各大学の先生方の協力を得てオフィスホワイトニング材(ホワイトエッセンスホワイトニング プロ)の開発および認可取得に携わる。

    著書:リピート化するホワイトニング・クリーニング