「ホワイトニング=痛い」「しみて続けられないのでは?」。そんなイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。特に知覚過敏の方は、歯がしみる刺激への不安が大きいものです。
しかし、最新のホワイトニングでは“痛みを我慢する”のではなく“痛みの原因をできるだけ避ける”アプローチが進んでいます。痛みの原因から、知覚過敏の方でも検討しやすい選択肢や見極めのポイントまでをご紹介します。

そもそも、なぜホワイトニングでしみたり、痛みを感じたりするのでしょうか。そこには歯の構造とホワイトニングによる作用が関わっています。
ここでは、ホワイトニングによって知覚過敏が起きやすいとされている原因について紹介します。
歯の構造は、表面にある硬いエナメル質と、その内側にある象牙質から成り立っています。
象牙質には「象牙細管(ぞうげさいかん)」という外からの刺激を歯の神経に伝える細かい通り道があり、ホワイトニングで使う薬剤の成分や照射器の種類によっては象牙質に刺激が伝わり、敏感に反応します。これが知覚過敏が起こる仕組みです。
歯の表面には「ペリクル」と呼ばれる透明な保護膜があり、普段は外部からの刺激を和らげるバリアの役割を果たしています。しかしホワイトニング直後は、薬剤の反応によってこの膜が一時的に剥がれた状態になります。
ペリクルが剝がれている間は冷たいものや熱いものなどの刺激が象牙質まで届きやすくなり、結果として神経が反応し、知覚過敏を感じやすくなります。
ホワイトニングが原因で知覚過敏が起こる理由は大きく4つあり、どれも避けることで負担を減らすことができます。
ホワイトニングの薬剤のなかには、保存性を高める目的でpHを酸性に調整されているものがあります。
酸性の薬剤は歯の表面にあるエナメル質が溶け出す「脱灰(だっかい)」を引き起こしやすく、刺激が神経まで伝わりやすくなります。その結果、知覚過敏を引き起こしているのです。
海外製やインターネットで購入できるホワイトニングの薬剤のなかには、厚生労働省の審査・承認を得られない高い濃度のものが販売されていることがあります。
また、厚生労働省の審査・承認を得ていない未承認薬剤は、以下のような可能性があります。
国が安全性を保障していないものは、知覚過敏の症状だけでなく歯を傷つけるケースがあり、ダメージの原因となります。歯は一度傷つくと元には戻らないため注意が必要です。
ホワイトニングでは薬剤の反応を促すために、熱を発する照射器を使う方式があります。熱が上がるにつれて、神経を刺激し、ズキズキした痛みを感じることがあり、50度を超えてくると歯髄炎が生じるリスクがあります。
照射器の種類によっても異なるため、どのような機器を使用しているのか、事前に歯科医院へ確認するとよいでしょう。
虫歯や歯周病など歯の状態によって知覚過敏が起こるケースもあります。
| 状態 | 知覚過敏が起こる理由 |
| 虫歯 | 薬剤が虫歯の穴から深く浸透し、激しい痛みを引き起こす |
| 歯周病 | 歯茎が下がり、歯根が露出することで刺激に敏感になる |
いずれも強い痛みを引き起こす可能性があるため、ホワイトニングの前に治療を優先させるのが一般的です。
虫歯や歯周病の有無を自己判断することは危険を伴うため、事前に歯科医院で検査をしましょう。
ホワイトニング専門歯科のホワイトエッセンスでは、口腔内の健康状態のチェックを含んだ無料カウンセリングをおこなっています。お気軽にご相談ください。
知覚過敏があるとホワイトニングはできないと思われがちですが、軽度〜中程度であれば対策をすることで施術が可能です。
これらの対策を取ることで、痛みにケアしながら白い歯を目指すことができるようになります。知覚過敏があり不安に思う方は、まずは歯科医院でカウンセリングを受けることがおすすめです。
それでもホワイトニング後に知覚過敏が出るのでは? と不安に感じる方もいるかもしれません。
知覚過敏をケアする対処法を知っておくことで、過度に心配せず施術を受けることができます。
歯にダメージを与える酸性の薬剤ではなく、中性〜弱アルカリ性に調整された薬剤を選びましょう。知覚過敏の方や痛みに敏感な方でも、刺激を抑えた状態で施術を受けることができます。
ホワイトエッセンスでは酸性の薬剤による歯へのダメージを避けるため、施術直前に薬剤をpH7.0〜8.5の中性〜弱アルカリ性に調整し、この技術で特許*1を取得しています。
*1 医療機器承認番号:23000BZX00368000
熱刺激によって知覚過敏を引き起こしやすいホワイトニング施術ですが、ライトの熱を抑え、“光”で反応させる照射器を選ぶことで、神経への刺激を極めて少なくすることができます。
一般的な照射器は加熱によって反応を促すものが多いなか、ホワイトエッセンスの照射器は国内で唯一「光活性化装置」として承認を得ています。*2
熱による痛みを抑え、特殊な光の効果で反応を促すため、歯に優しいのが特徴です。さらに紫外線をカットしているため、唇や歯ぐきへの日焼けリスクも最小限に抑えられます。
*2 医療機器認証番号:228ADBZX00020000
しみる症状が気になる場合は、知覚過敏抑制材を使用することで刺激の伝達を和らげることができます。
知覚過敏抑制材は歯の神経につながる象牙細管という細かい穴の中に結晶を作り、蓋をする役割をします。穴を塞ぎ、薬剤や冷たいものの刺激を神経に伝わりにくくすることで知覚過敏の抑制を期待できます。
ホワイトエッセンスでは、施術前後に知覚過敏抑制材を塗布することができます。
ホワイトニング後にしみるなどの知覚過敏の症状が出た場合は、どう対応するのがよいでしょうか? ここでは対処法を紹介します。
多くは一時的なもので、施術中から施術後24時間〜48時間以内に落ち着くことが一般的です。症状の出方には個人差があり、もともと知覚過敏がある方や歯ぐき下がりがある方は、しみる感覚が出やすい場合があります。
ホワイトニングは一時中断しましょう。しみる症状が出ている間は、冷たいもの・熱いもの・酸っぱいものなど刺激になりやすい飲食物を避け、歯を強く磨きすぎないようにすることも大切です。
ただし、強い痛みが続く場合や、数日たっても症状が落ち着かない場合は、虫歯・歯周病・歯のヒビなど、ホワイトニング以外の原因が隠れている可能性もあります。自己判断で続けず、歯科医院に相談しましょう。
ホワイトニングで知覚過敏が起きる主な原因には、酸性の薬剤や高濃度・未承認薬剤による歯へのダメージ、加熱によって歯を白くする照射器の使用、虫歯や歯周病などの既存トラブルが挙げられます。これらを事前に確認して適切に対策を行えば、しみるリスクを抑えながらホワイトニングを進めることや、すでに知覚過敏のある方でもケアをしながら安全に施術を受けられます。
ホワイトエッセンスでは、pH調整の特許技術を用いた薬剤や、医療機器認証を取得した照射器、知覚過敏抑制材の塗布など、痛みに配慮した施術体制を整えています。
「自分の歯でもホワイトニングができるか不安」「できるだけ痛みを抑えて白くしたい」という方は、まずは無料カウンセリングで歯の状態を確認し、ご相談ください。
先端テクノロジーにより取得したデータを、歯のプロフェッショナルが分析。
肉眼では見えないリスクを診断し口元の美しさと健康を守ります。
はい、必ず事前にお伝えください。知覚過敏の有無や症状の程度によって、使用する薬剤の濃度、施術時間、知覚過敏抑制材の使用有無などを調整できます。また、過去に冷たいものでしみた経験や、しみる場所(特定の歯か全体か)も具体的に伝えると、より適切な施術プランを提案してもらえます。
硬めの歯ブラシでゴシゴシ磨くこと、研磨剤の多い歯磨き粉の使用、強い力での横磨きは避けましょう。ペリクルが再生していない施術直後はとくに歯の表面が刺激を受けやすいため、やわらかめの歯ブラシで優しく、円を描くように磨くのがおすすめです。
適切な間隔をあけて、安全な薬剤・機器で施術を行えば、繰り返すことで知覚過敏が悪化するということは基本的にありません。ただし、短期間に高頻度で施術を行ったり、ペリクルが再生する前に再度ホワイトニングを行ったりすると、歯への負担が蓄積し、しみやすくなる可能性があります。歯科医院が推奨する間隔を守りましょう。

歯科医師
大槻昌幸
1988年東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了後、東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第一講座入局。東京医科歯科大学大学院准教授、松本歯科大学客員教授を歴任する一方、一般社団法人日本審美歯科学会理事長、一般社団法人日本レーザー歯学会常務理事、一般社団法人日本接着歯学会代議員なども務める。現在はホワイトエッセンス特別監修医師として、世界に通用する漂白効果の実現、及びさらなる漂白効果を得るための製品研究に携わる。
著書:患者さんが安心・納得する医療ホワイトニング説明BOOK こう聞かれたら、こう答える
ホワイトニング NEW GENERATION 他

歯科医師
大河原典果
1997年新潟大学歯学部卒業後、獨協医科大学医学部口腔外科学講座入局。2001年ホワイトエッセンスに勤務し、臨床現場での診療と並行して歯のホワイトニングや歯のクリーニングといった各施術のマニュアル・教育研修に参与。ホワイトエッセンスの次世代ホワイトニング材研究開発担当者として、フリーラジカル研究者や共同研究先の各大学の先生方の協力を得てオフィスホワイトニング材(ホワイトエッセンスホワイトニング プロ)の開発および認可取得に携わる。
著書:リピート化するホワイトニング・クリーニング