白く美しい歯を目指して、自宅で手軽に取り組めるのが魅力のホームホワイトニング。ところが、いざ始めてみると歯にまだら模様ができてしまい、不安を覚える方もいるのではないでしょうか。これは必要以上に不安になる必要はなく、多くはホワイトニングの継続によって解消されます。
ホームホワイトニングで「まだら」になる原因や対処法、事前の診断やカウンセリングの重要性について紹介します。
ホームホワイトニングを始めたての時期に、歯の色がまだらに見えることは珍しいことではなく、むしろよくある現象です。色ムラ(まだら)が起きる原因は、おもに次の3つに分類されます。
よく見られる色ムラは、白い斑点のような「ホワイトスポット」、白い線状の模様をした「バンディング」です。
また、歯の表面のエナメル質が薄い場合に、下にある象牙質の黄色が透けて見えるという、歯の構造の特性でまだらに見える場合もあります。
このなかでも気を付けたいのが、マウスピースの精度不足が原因のケースです。マウスピースが歯列にフィットしていないと薬剤が均一に行きわたらず、色ムラが起きてしまう可能性があります。原因についてひとつずつみていきましょう。
ホワイトニング後の歯に白い点のようなまだら模様が現れた場合、白斑(ホワイトスポット)の可能性があります。対処法は「ホワイトニングの継続」です。
もともと歯にあった石灰化不全の部分などが、ホワイトニングによって一時的に目立つようになる現象が、白斑(ホワイトスポット)です。
白斑のおもな原因には、歯の表面のエナメル質の厚みが不均一であることや、エナメル質が脱灰(だっかい)してミネラルを失っている状態であることが挙げられます。脱灰部分はホワイトニング薬剤に過敏に反応しやすいため、白斑として現れることがあるのです。
施術前に白斑が確認されていなくても、施術後に突然目立つようになるケースも少なくありません。
ホワイトスポットが現れた場合、治療を中断するのではなく、ホワイトニングを継続することが正解です。多くの白斑は、特別な処置をせずとも自然に解消へと向かっていきます。施術後の数時間から数日で、歯の再石灰化や水分の再吸収によって目立ちにくくなるでしょう。
さらに、ホワイトニングを続けることで周囲の歯も徐々に白くなるため、最終的には白斑はほとんど目立たなくなります。白斑が非常に目立つ場合や気になる場合には、オフィスホワイトニングに切り替えることも有効でしょう。
白い点ではなく、白い縞模様(バンディング)が現れる場合もあります。歯の構造上の特性が根本にあり、ホワイトニングの方法自体を変えるなどの取り組みが必要になるかもしれません。
バンディングとは、歯にある白い線状の模様のことです。歯の厚みに違いがあることや、テトラサイクリン歯(幼少期のテトラサイクリン系抗生物質の服用による歯の変色)などが、原因に挙げられます。
ホワイトニングを始めると縞の明るい部分が先に白くなるため、縞模様が強調されて見えることがあるのです。
ホワイトニングを根気強く続けることで、時間の経過とともに全体の色がそろっていき、ほぼ均一になっていきます。
ただし、縞模様が強く現れている場合は、ホームホワイトニングに加え、オフィスホワイトニングも組み合わせたデュアルホワイトニングが推奨されます。変色の度合いによって異なるものの、半年から1年ほど根気強くデュアルホワイトニングを継続することで、縞模様が目立ちにくい状態へと変化していくでしょう。
ホワイトエッセンスでは、実際にバンディングの改善が見られた事例もあります。
「まだら」になる原因が、歯ではなくマウスピースにある場合もあります。ホワイトニングを成功させるためには、クリニックで自分の歯列にしっかりフィットしたマウスピースを作ってもらうことと、ルールを守って使用することが欠かせません。
ホワイトニングの成功を左右するものの一つが、マウスピースのフィット感です。
歯とのフィット感が悪いマウスピースでは、薬剤が特定の部位に集中したり、あるいは特定の部位に届かなかったりして、全体に均一に行きわたりません。薬剤の塗布のムラが、そのまま色ムラに直結してしまう可能性があるのです。
ホワイトニングを成功させるためには、精密に作られたマウスピースが必要不可欠です。クリニックで丁寧に歯型を取り、高性能な機械でマウスピースを製作してもらいましょう。
流通しているマウスピースのなかには、手作業でカットされたものや既製品もあります。これらは歯との間に隙間ができやすく、薬剤が流れてしまったり、唾液が混じったりすることがあるので注意が必要です。
さらに、マウスピース装着においては、使う方のルールの理解と適切な自己管理も欠かせません。装着時間や薬剤量を守らないと、歯がまだらに白くなるなどのトラブルが起きる可能性が高まってしまいます。
ホームホワイトニングでは、薬剤の濃度にもよりますが、毎日30分から90分程度マウスピースを装着し、継続して使用することが大切です。また、外因性の着色を防ぐため、ホームホワイトニング 術後30分間は飲食や喫煙を控える必要があります。
歯の「まだら」の状態は人によって異なります。しかし、精密で歯列に適合したマウスピースを選ぶことで、マウスピースが原因で「まだら」になることは防げます。
ホワイトエッセンスでは、ホームホワイトニングで起こりやすい「まだら」を防ぐため、特許技術*1を用いた専用のマウスピースを採用しています。
*1
ホワイトエッセンスが特許を取得ホームホワイトニング用のマウスピースは、内部に無数の小孔や微細な凹凸を設けることで「液だまり」を作り、薬剤を保持する構造になっています。
この仕組みにより、薬剤が歯の表面に均一に留まりやすくなり、色ムラの発生を抑えられます。薬剤が必要以上に流れたり偏ったりすることを防ぎ、歯全体に安定して作用できるようになり、ホームホワイトニングでも理想の白さに近づけるのです。

ホワイトエッセンスでは、3Dプリンターを使って個々の歯列模型を製作、転写し、それをもとにマウスピースをレーザーで成形しています。このレーザーカット技術により、短時間で精密なマウスピースを製作できます。
歯ぐきのラインに合わせて正確にカットされるため、抜群のフィット感を得られることが特長です。薬剤の漏れや唾液の侵入を防ぎ、ホワイトニング効果を最大限に引き出します。
歯が「まだら」になることを防ぐためには、ホワイトニングを始める前に、プロによる診断を受けることが重要です。歯列に合ったマウスピースを作り、歯の状態に合った最適なプランを選択することにつながります。
自分の歯が、ホワイトスポットが出やすい性質か、あるいはバンディングが存在するのかを事前に把握しておくことで、焦らずにホワイトニングを進められます。
例えば、カウンセリングの段階でバンディングがあるとわかれば、治療初期からデュアルホワイトニングを選択し、より効率的に歯を明るくできるでしょう。自己判断によってホームホワイトニングを続けた結果、デュアルホワイトニングに切り替えるタイミングが遅れると、時間もお金も無駄になってしまいます。
また、診断結果に特に問題がない場合でも、ホームホワイトニング単独では、効果の実感に2ヵ月以上かかります。しかし、デュアルホワイトニングなら、短期間でのシェードアップが可能です。
ホワイトエッセンスのカウンセリングでは、まず歯科医師が問診とヒアリングを行い、そのあとに口腔診断とシェードチェックを実施して、現在の歯の状態を正確に把握します。
ホワイトエッセンス独自のWEスキャン(口腔内スキャナー)やWEシェード(デジタルシェード測定器)を使うことで、歯の状態をより客観的に分析し、データとして可視化することが可能です。
まだらになるリスクがある場合は、事前に丁寧な説明を行ったうえで、最適なプランを提案します。
ホームホワイトニングによって歯に現れる白いまだら模様は、ほとんどの場合、ホワイトニング治療の通過点に過ぎません。しかし、マウスピースの不適合によって色ムラが出ることもあり、これは、事前のカウンセリングや精密なマウスピース作成によって避けたいトラブルといえます。
まずはプロによる診断でリスクを把握し、適切なマウスピースを製作してもらったうえで、ルールを守って継続的なケアを実践することが大切です。焦らずに継続することで、理想の白さの歯に近づけることができます。
自分の歯に合った計画を立て、安心してホワイトニングを進めましょう。
無料カウンセリングを予約する多くの場合は継続することで馴染みますが、痛みをともなう場合などは歯科医に相談してください。
ホワイトニングで消すことはできませんが、周りを白くして目立たなくすることは可能です。
歯科医師 大河原典果
1997 年新潟大学歯学部卒業後、獨協医科大学医学部口腔外科学講座入局。2001 年ホワイトエッセンスに勤務し、臨床現場での診療と並行して歯のホワイトニングや歯のクリーニングといった各施術のマニュアル・教育研修に参与。ホワイトエッセンスの次世代ホワイトニング材研究開発担当者として、フリーラジカル研究者や共同研究先の各大学の先生方の協力を得てオフィスホワイトニング材(ホワイトエッセンスホワイトニング プロ)の開発および認可取得に携わる。
著書:リピート化するホワイトニング・クリーニング

歯科医師 大槻昌幸
1988年東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了後、東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第一講座入局。東京医科歯科大学大学院准教授、松本歯科大学客員教授を歴任する一方、一般社団法人日本審美歯科学会理事長、一般社団法人日本レーザー歯学下位常務理事、一般社団法人日本接着歯学会代議員なども務める。現在はホワイトエッセンス特別監修医師として、世界に通用する漂白効果の実現、及びさらなる漂白効果を得るための製品研究に携わる。
著書:患者さんが安心・納得する医療ホワイトニング説明BOOK こう聞かれたら、こう答える
ホワイトニング NEW GENERATION 他