ホームホワイトニングをして「先端は白くなったのに、歯ぐきに近い根元だけ黄色いまま……」「根元が黄色いままで、グラデーションみたいに見える……」などと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
このような悩みは決して珍しいことではなく、ホームホワイトニングを経験した多くの方に見られます。根元の色調が気になる場合、対処法を見直すことで変化を感じられることがあります。
ホームホワイトニングで根元だけが黄色いままになるのは、歯の質だけではなく、「ジェルの置き方」と「マウスピースの形」が影響している場合が少なくありません。
本記事では、2つの原因と対処法についてわかりやすく解説します。
ホームホワイトニングで根元だけが白くならない場合、ジェルの置き方に問題があることがあります。下記で詳しく解説します。
マウスピースは構造上、先端部分がくぼんでいるため、ついくぼみにジェルを入れたくなる方もいるでしょう。しかし、これは大きな勘違いです。
先端にジェルを溜めてしまうと装着時に薬剤が歯全体に流れず、一番白くしたい「根元部分」まで薬剤が届きません。
結果的に先端だけが白くなり、根元が取り残されたように黄色いままになってしまうのです。
おすすめは、根元根もとまで薬剤を均一に広がりやすくするために、マウスピースの歯の表面があたる位置(中央~やや上)に米粒大のジェルを置く方法を用いられることがあります。
マウスピースの歯の表面があたる位置に置くことで、装着した瞬間に薬剤が均等に広がり、根元根もとまで自然に行きわたりやすくなります。
白さの変化を感じやすくするために、歯の表側だけでなく裏側(舌側)にもジェルを塗布する方法もあります。
裏側からも薬剤が作用することで、歯全体の白さの変化を実感しやすくなりトーンアップを早めたい場合の工夫として取り入れられています。
ホームホワイトニングの仕上がりを左右するのは、歯とマウスピースの「密着度」です。特に、歯の根元までムラなく白くするためには、マウスピースの縁(ふち)が歯ぐきのラインにぴったりとフィットしている必要があります。
このフィット感を損なう大きな原因は、仕上げの工程にあります。一般的なマウスピースの多くは、最後にハサミやカッターを使い、手作業で余分な部分をカットして形を整えます。この際、カットの技術が不足していると、歯ぐきのラインに対してマウスピースの縁に微妙なズレやガタつきが生じてしまうのです。
わずかでも隙間が生じると、そこから唾液が入り込んで薬剤が薄まったり、せっかく置いたジェルが根元付近から漏れ出したりしてしまいます。薬剤が本来とどまってほしい場所に定着できなくなるため、結果として「根元だけが思うように白くならない」という失敗につながるのです。
ホワイトエッセンスでは、3Dデータをもとに「レーザーカッター」で自動切断を行うことにより、、高い精度でマウスピースを作れます。
レーザーで焼き切ることで断面が丸く滑らかに整い、歯ぐきのラインにもぴったり沿いやすくなります。そのため、密閉性が高まり、ジェルが根元から漏れにくくなることも大きなポイントです。
薬剤がとどまりやすい形状になっていることで、歯の先端だけでなく根元まで色調が変化する可能性があります。
さらに、レーザーカットで作られたマウスピースは、毎日使用しても変形しにくいように設計されています。熱や力による歪みが出にくいため、長期間の使用でも密着度を保ちやすく、ホワイトニングケアを無理なく継続できます。
また、機械加工によって厚みが均一に仕上がるため、薬剤が歯に触れる圧力にムラが生じにくい点も魅力です。こうした細かな積み重ねにより、「根元だけ白くならない」というトラブルを減らし、より理想に近いトーンアップを目指しやすくなります。
ホームホワイトニングによくある根元の色調の悩みは、ジェルの置き方を見直すことで改善するケースがあります。それでも思うように白くならない場合は、マウスピースそのものの精度が影響しているのかもしれません。
マウスピースの精度は、根元まで白く仕上げられるかどうかに大きく関係します。精度が低いマウスピースの場合、わずかな隙間があるだけでも根元根もとの薬剤が薄まってしまい、白さにムラが生じてしまうことがあるためです。
一方、レーザーカットで精密に作られたマウスピースは、根元の部分にもジェルが触れやすい設計になっています。歯列に沿ってぴったり密着するため、装着中にジェルが移動しにくく、トーンの変更をより均一に感じやすいというメリットがあります。
さらに、密閉度の高いマウスピースは唾液の侵入を防ぎやすく、薬剤がとどまりやすい構造になっています。
こうした細かな積み重ねが、最終的な仕上がりの白さに影響します。ジェルの置き方を工夫しても根元が白くならない場合は、マウスピースの精度を見直してみるのも一つの方法です。
無料カウンセリングを予約する歯ぐきに薬剤が触れると、しみたり痛みが出たりしやすくなるためおすすめしません。マウスピースの適切な位置にジェルを置くほうが安全です。
使用量は増えますが、白さの実感が早まりやすいというメリットがあります。追加が必要な場合は、オンラインでも購入できます。
歯科医師 大河原典果
1997 年新潟大学歯学部卒業後、獨協医科大学医学部口腔外科学講座入局。2001 年ホワイトエッセンスに勤務し、臨床現場での診療と並行して歯のホワイトニングや歯のクリーニングといった各施術のマニュアル・教育研修に参与。ホワイトエッセンスの次世代ホワイトニング材研究開発担当者として、フリーラジカル研究者や共同研究先の各大学の先生方の協力を得てオフィスホワイトニング材(ホワイトエッセンスホワイトニング プロ)の開発および認可取得に携わる。
著書:リピート化するホワイトニング・クリーニング

歯科医師 大槻昌幸
1988年東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了後、東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第一講座入局。東京医科歯科大学大学院准教授、松本歯科大学客員教授を歴任する一方、一般社団法人日本審美歯科学会理事長、一般社団法人日本レーザー歯学下位常務理事、一般社団法人日本接着歯学会代議員なども務める。現在はホワイトエッセンス特別監修医師として、世界に通用する漂白効果の実現、及びさらなる漂白効果を得るための製品研究に携わる。
著書:患者さんが安心・納得する医療ホワイトニング説明BOOK こう聞かれたら、こう答える
ホワイトニング NEW GENERATION 他