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膿栓(臭い玉)が大量に出たときに考えられる原因とは? 口内環境との関係を解説

監修:歯科医師 大河原典果、歯科医師 大槻昌幸

喉の奥に白い塊ができて、強い臭いに驚いた経験はありませんか。「病気なのではないか」と不安になる方も少なくないでしょう。

この正体は、扁桃腺にできる「膿栓(臭い玉)」です。名前の印象とは異なり、多くの場合、必ずしも重い病気とは限らないとされています。ただし、膿栓が多く出る背景には、口内環境の乱れが関係している場合もあります。誤った対処をすると、喉を傷つけたり、再発を招いたりする恐れがあります。

本記事では、膿栓の正体と原因を整理しながら、喉を傷つけずに予防するための正しい考え方と、プロのクリーニングを活用した現実的な対策を解説します。

CONTENTS

「大量の膿栓」は、口内環境を見直すきっかけに

結論からお伝えすると、膿栓が大量に出たとしても病気であるケースは多くありません。一方で、見過ごしてはいけない重要なサインでもあります。それが口内環境の悪化です。

まずは膿栓の正体を正しく理解し、なぜ大量に出るのかを冷静に見ていくことが大切です。

そもそも膿栓の正体とは

膿栓は、細菌の死骸や食べカスなどが集まって固まったものです。喉の奥にある扁桃にはボコボコとしたくぼみがあり、その部分に汚れが溜まることで形成されます。見た目は白色や黄色の小さな塊で、大きさは1~5mm程度です。

潰れると強い臭いを放つことから、「臭い玉(くさいだま、においだま)」と呼ばれることもあります。

膿栓ができやすい扁桃はリンパ球が集まった免疫器官であり、口や鼻から侵入してきた細菌やウイルスと戦う役割を担っています。つまり、膿栓は扁桃が細菌などに反応する過程で生じるものと考えられています。

大量に出るのは身体や口内環境の変化のサイン

膿栓ができること自体は病気ではありませんが、背景に体調や口内環境の変化が隠れていることは少なくありません。特に、膿栓が大量に出るのは、体調の変化や、口内細菌の増加などが影響している可能性があります。

例えば風邪やインフルエンザにかかったときなど、一時的な体調不良が引き金となり免疫が活発化した結果、膿栓が増えることがあります。

そして、より多くのケースで関係しているのが、口内環境の乾燥や細菌の増加です。次の章で、膿栓ができる原因を詳しく見ていきましょう。

膿栓が急に増えるのはなぜ?

膿栓が増える根本的な原因として、大きくかかわっているのが「口内細菌の増殖」と「口内の乾燥」です。それぞれがどのように膿栓の発生につながるのか解説します。

口内細菌の増殖

歯磨きが不十分であったり、歯周病が進行していたりすると、口内にはプラークと呼ばれる細菌の塊が増えていきます。この細菌が増殖すると、膿栓の形成に関係する細菌の死骸や粘膜カスが増加し、喉の奥に入り込んで膿栓が形成されることがあります。

毎日きちんと歯を磨いているつもりでも、磨き残しがあると膿栓のリスクが高まってしまうのです。

ドライマウス(乾燥)

唾液が減少し、口内が乾燥すると、膿栓ができやすくなります。唾液には、口内の汚れや細菌を洗い流す自浄作用があります。しかし唾液の分泌量が減ると、その働きが十分に発揮されません。

唾液が減少する要因には、口呼吸の習慣や日常的なストレスなどが挙げられます。

舌の汚れ(舌苔)

口内で細菌が増殖する場所は歯だけではありません。舌の表面に付着する舌苔も細菌の塊
といえる存在であり、膿栓や口臭の大きな原因になります。

舌に食べカスや老廃物が残りやすい状態が続くと、さらに奥に位置する扁桃のボコボコした部分にも汚れが溜まりやすくなり、結果的に膿栓ができやすくなってしまうのです。

注意!膿栓は自分で取らない方がいい

喉の奥に膿栓が見えると、「今すぐ取りたい」という衝動に駆られることも少なくないでしょう。しかし、自分で取り除こうとする行為は、かえって状況を悪化させる可能性があります。

正しい対処の考え方について把握しておきましょう。

膿栓を自分で取るリスクとは

膿栓を自分で取ろうとして綿棒やシャワーの水圧などを使い、喉の奥を刺激する行動は賢明ではありません。これらの方法は簡単そうに思えますが、喉や扁桃を傷つけるリスクがあります。

喉や扁桃を傷つけると、くぼみが広がったり炎症が起きたりする恐れがあり、その結果、膿栓が溜まりやすい形状へと変化。「膿栓を取ってもすぐできる」という悪循環に陥ってしまう可能性があるのです。膿栓は、自分で無理に取ろうとしないことが大切です。

医療機関でのケアも選択肢に

膿栓が気になる場合は、医療機関に相談するのも一つの方法です。

・膿栓を取るなら耳鼻咽喉科

すでにできている膿栓を安全に取り除くには、耳鼻咽喉科での処置が推奨されます。専門的な器具と知識のもとで行うため、喉を傷つけるリスクを最小限に抑えられます。

・予防ケアなら歯科

ただし、膿栓を取り除くだけでは根本的な解決にはなりません。原因となっている口内の乾燥や炎症、細菌の増加を改善しなければ、膿栓は再びできやすくなります。

再発予防としては、歯科医院でのクリーニングがおすすめです。歯科医院では膿栓を取り除く処置は行っていませんが、クリーニングは口腔内の細菌を減らし、膿栓ができにくい環境を整えることにつながります。

歯科医院で膿栓を予防するポイントは?

歯科医院で受けられるクリーニングには、保険適用のクリーニングと自費クリーニングの2種類がありますが、実は保険適用のクリーニングだけでは膿栓予防として十分とはいえません。

膿栓の予防には、乾燥対策や口内環境を整えるケアが重要ですが、保険適用のクリーニングには限界があるのです。

その理由と、ホワイトエッセンスの「オーラルスパクリーニング」だからこそ可能な膿栓対策について、詳しく紹介します。

保険適用のクリーニングの限界

保険適用のクリーニングでは、おもに歯石除去を中心とした処置が行われるケースが多く、膿栓ができる一因となる舌の汚れや粘膜に付着した細菌のケアなどが行われないことがあります。歯はきれいになっても、膿栓の原因が残ったままになってしまうのです。

膿栓予防の観点から考えると、保険適用のクリーニングでは少し物足りないのが実情であり、自費クリーニングを選んだほうが得られるメリットが大きいといえるでしょう。

ホワイトエッセンスのオーラルスパクリーニングならできること

ホワイトエッセンスの自費診療のメニューである「オーラルスパクリーニング」では、膿栓の原因に直接アプローチするケアが行われます。

まず、舌クリーニングによって、膿栓の原因となり得る舌苔をプロの手技で丁寧にケアします。

また、唾液腺を刺激するマッサージにより、唾液の分泌を促進します。唾液が増えることで喉の乾燥が防がれ、汚れが自然に洗い流されやすい環境を目指すことが可能です。

さらに、UFB(ウルトラファインバブル)洗浄によって、微細な泡で口内環境を整えるケアが行われます。潤いを保ちやすい環境づくりが、膿栓予防の一助となる場合があります。

ホワイトエッセンスで「細菌」も「息」もスッキリ

ホワイトエッセンスでは、舌や歯、歯ぐき周りの汚れを丁寧に除去し、口内の細菌を減らすクリーニングを提供しています。その結果、膿栓ができにくい環境が整うだけでなく、気になっていた口臭の改善にも役立ちます。

施術は完全個室で行われ、リラックスした状態で受けられる点も魅力です。痛みに配慮した施術は安心して受けていただけるはずです。

治療としてではなく、リラクゼーションの一環として心地よく施術を受けながら、口内環境を改善し膿栓を予防します。

まとめ|膿栓が大量に出る前に「作らせない」環境づくりを

膿栓が大量に出る場合、口内環境を見直すきっかけになることがあります。気付いたときこそ、口内環境を見直すタイミングといえます。

膿栓は「できてから対処するもの」ではなく、「作らせない環境を整えること」が肝心です。ホワイトエッセンスのオーラルスパクリーニングを活用し、安心できる口内環境を目指しましょう。

膿栓の取り方に関するよくある質問

Q うがいで膿栓は取れますか?

A表面のものは取れる場合がありますが、奥に入り込んだものはあまり取れません。

Q 歯医者のクリーニングで膿栓自体を除去してくれますか?

A歯科では喉の奥(扁桃)は触れません。しかし、口内をきれいにすることで、新たな膿栓ができるのを防ぐことができます。

Q 膿栓が大量に出てくることと風邪は関係がありますか?

A関係がある場合もあります。風邪で喉が炎症を起こすと、細菌や白血球の死骸が溜まりやすくなるため、膿栓が形成されるきっかけになります。

監修医師

歯科医師 大河原典果肖像

歯科医師 大河原典果

1997 年新潟大学歯学部卒業後、獨協医科大学医学部口腔外科学講座入局。2001 年ホワイトエッセンスに勤務し、臨床現場での診療と並行して歯のホワイトニングや歯のクリーニングといった各施術のマニュアル・教育研修に参与。ホワイトエッセンスの次世代ホワイトニング材研究開発担当者として、フリーラジカル研究者や共同研究先の各大学の先生方の協力を得てオフィスホワイトニング材(ホワイトエッセンスホワイトニング プロ)の開発および認可取得に携わる。

著書:リピート化するホワイトニング・クリーニング

特別監修医師 大槻 昌幸肖像

歯科医師 大槻昌幸

1988年東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了後、東京医科歯科大学歯学部歯科保存学第一講座入局。東京医科歯科大学大学院准教授、松本歯科大学客員教授を歴任する一方、一般社団法人日本審美歯科学会理事長、一般社団法人日本レーザー歯学下位常務理事、一般社団法人日本接着歯学会代議員なども務める。現在はホワイトエッセンス特別監修医師として、世界に通用する漂白効果の実現、及びさらなる漂白効果を得るための製品研究に携わる。

著書:患者さんが安心・納得する医療ホワイトニング説明BOOK こう聞かれたら、こう答える
ホワイトニング NEW GENERATION   他