必ず抜歯?妊娠中の抜歯はNG?女性が知っておきたい“親知らず”のこと

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口内の悩みのひとつである親知らず。抜歯するのは正直怖い、という人も多いでしょうが、そのまま放置しておくと虫歯や歯周病を引き起こす、やっかいな歯なのです。親知らずによって口内環境を乱される前に、早めに対処するのが適策です。

一方で、抜かなくても良い親知らずがあるということをご存知でしたか? もしかしたら、あなたの親知らずも、必ずしも抜かなければならないものではないかもしれません。

今回は、誰もが生えて欲しくない「親知らず」について一緒に勉強していきましょう。

そもそも親知らずって何?

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親知らずは前から8番目の歯で「智歯(ちし)」や「8番」とも呼ばれています。大昔は人間の寿命は50歳までと言われており、10代後半から20代前半で生えてくるため、親に知られずに生えてくる「親知らず」と名付けられたという説もあるそうです。

親知らずは左右上下あわせて最大4本存在します。その全てが生えてしまう人がいる一方で、死ぬまで一生親知らずが生えてこない人もいるそうです。歯の奥の方がムズムズとかゆいような違和感があったら、要注意。それは、親知らずが生えてくる兆候かもしれません。気になった時点で歯科医院で検診してみるのをオススメします。

抜くべき親知らず、抜かなくてもいい親知らず

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現代の子供達は顎が小さいので、親知らずの生えてくるスペースが確保されにくいという問題があります。そうなると親知らずが斜めに生えてしまったり、真横に生えてしまうことも。腫れや痛みがある場合や、他の歯に影響を与えている場合は、早急な抜歯をおすすめします。

自分の親知らずがどのように生えているのか気になる人は、歯科医院でレントゲンをとってもらうと、その様子がひと目で分かります。レントゲンを見ると、親知らずが埋まっていて生えてこない、という人もいます。小顔であごがとがり気味の人は、埋まっている可能性が高いようです。埋まっていても、まっすぐに生えていれば抜歯する必要はありません。ですが真横に生えていたり、斜めに生えてきて痛みを伴う場合などは抜歯が必要である確率が高いようです。

また、親知らずが生えてきたとしても、真っ直ぐ生えており、噛み合わせにきちんとその歯が参加できている場合や、痛みがなく、虫歯にもなっていなければ、抜歯する必要もありません。親知らずまでしっかりとブラッシングし、虫歯にならないように細心の注意をはらいましょう。

抜歯するにせよ、しないにせよ、自己判断ではなく必ず歯医者に行って相談してみましょう。間違った選択は、口内環境を悪化させる原因にもなります。

抜くべき親知らずを放置しておくと・・・

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歯ブラシが届かない!虫歯になりやすくなる

親知らずが斜めに生えてくると、親知らず、またはその一個手前の歯が虫歯になりやすくなってしまいます。

歯が斜めに生えていると、いくら丁寧に磨いても、ブラッシングだけでは除去しきれない歯垢が生まれます。それがたまることで最近が繁殖し、虫歯が発生するのです。親知らずだけでなく、その手前の奥歯まで虫歯が侵食し、2本セットで虫歯になってしまうことも。

奥の虫歯が神経に到達すると、虫歯菌の排泄する毒素が血液中に混ざり、健康にも被害を及ぼします。症状が悪化する可能性のある親知らずは、早めに対処しましょう。

押された歯がドミノ倒しに・・・

親知らずが生えてくると、その横にある歯をどんどん圧迫します。押された親知らずの横の奥歯は、その隣の歯を押し、いつのまにかドミノ倒しのように、すべての歯に圧力がかかります。そうなると、歯並びが乱れたり、噛み合わせが悪くなったりするのです。

歯並びや噛み合わせが悪くなると、見た目が良くないだけでなく、上手く歯磨きができないなどの障害が発生します。

歯垢が発酵し、口臭が悪化

親知らずへのブラッシングが行き届いていないと、歯茎と歯の間に歯垢が溜まり、歯周病の原因となります。溜まった歯垢は発酵し、口臭をよりきついものへと変えていきます。親知らず周辺の歯垢を取り除くためには、定期的に歯科でクリーニングをうけたり、家庭ではデンタルフロスで磨くなどの工夫が必要です。

また、親知らずやその周辺の虫歯が悪化すると、歯が溶け、そこからも臭いを発生します。虫歯になる可能性のある親知らずは、抜歯することに越したことはないでしょう。

特に、妊娠予定のある女性は早めの対処を

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女性で注意するべきなのは、妊娠中の親知らずの対処についてです。

妊娠すると、妊娠4週目くらいからつわりがでてきます。個人差がありますが、一般的に妊娠15週くらいまで続くと言われており、中には出産まで長引くことも。つわりが始まると吐き気や体調不良から寝込むこともあり、歯磨きがままならなくなります。

親知らずを放置したまま妊娠した場合、親知らずが虫歯になったり、歯茎に負担をかけて痛みが出やすくなります。その時に歯科にいってクリーニングを受け、悪化しなければいいのですが、抜歯を余儀なくされた場合が大変です。

妊娠すると、赤ちゃんに負担がかかってしまうため、風邪薬が飲めないということはご存知の方も多いのではないでしょうか。親知らずの抜歯には、手術時の麻酔や、抜歯後のお薬などの服用もあります。その後の状態が良くないと、さらにお薬が必要になります。

お薬なしで抜歯をすることの苦痛や、その後の痛みは計り知れません。ストレスがかかることは、お腹の中の赤ちゃんにも良くありませんよね。
そうならないためにも、女性は妊娠前に必ず親知らずを治療することをおすすめします。

親知らずのことは、歯医者さんに相談!

親知らずは必ずしもすべて抜歯する必要はなく、どんなケースで抜歯をする必要があるのかをおさえておきましょう。心配事があれば歯科医院でカウンセリングを受け、本当に抜歯が必要なのか、虫歯などの症状があれば、治療で状態が良くなるのか等、検討していくことが大切です。

 

ホワイトエッセンス 歯の健康サポート

(編集・執筆:サムライト


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