「楽」に生きる方が、自然に美しくなれる。モデル・羽舞咲さんに学ぶ、30代女性の生き方(前編)

モデル・羽舞咲さんのインタビュー


30代女性と言えば、転職や結婚など、仕事でもプライベートでも様々な転機が訪れる時期。そんな、人生の中でも一番アクティブに動く年代に、自分らしく美しく生きるにはどうすればよいのでしょうか?

今回は、モデル・ハーブヨガ講師・美体幹トレーナーという3つの顔を持つ、素敵な大人女性の羽舞咲(はぶ・えみ)さんにお話を伺いました。インタビュー前編では、Active Life Conceirge(アクティブライフコンシェルジュ)として「心と体のバランスを整える」ライフスタイルを提唱している彼女が、「自然体」の生き方を大切にするようになったきっかけを教えていただきました。

オーバーワークで体を壊した、30代半ば

羽舞咲さん
—今は「自然体」を大切にされている羽舞さんですが、30代半ばまでバリバリのキャリアウーマンとして働かれていたそうですね。そして、頑張りすぎて一度倒れてしまったのだとか。まずはその辺りから、お話を伺えますか?

羽舞:はい。実は私、新卒以来ずっと「朝から晩まで働いて、夜中に帰宅してまた朝すぐ出社して…」という感じの生活を続けていたんです。でも、仕事は面白かったし、高く評価され、人にも恵まれていたので、自分の中では人生がすごく上手くいっていると思っていたんですよね。「自分はタフだから大丈夫」みたいな自信もあって、忙しい生活がスタンダードになっていました。

ただ、それって結局ずっと体に無理をさせていたんですよね。それで社会人12年目の35歳のときに、会社で倒れてしまったんです。当時は大きなプロジェクトを任されていたのですが、気力も体力も限界だったのでしょう。そこで、ほんの些細なことがきっかけだったと思うのですが、なんとか自分を保っていた糸がプチンと切れてしまって。溜まっていた疲労や睡眠不足が一気に押し寄せてきて、もう文字通りバタッと倒れました。

—当時の睡眠時間はどれくらいでしたか?

羽舞:かなり短かったですね。1日2〜3時間くらいかな?大体、深夜2時過ぎに会社からタクシーで帰るんですが、その途中でバーに寄ったりしていたので(笑)どんなに疲れて眠くても、「会社と家を往復するだけの人生」っていうのがどうしても嫌で…。

—随分とタフな生活を送られていたんですね。そこからお休み期間に入られて、ライフスタイルは一変しましたか?

羽舞:ガラリと変わりました。当初は心身共に疲れきっていて、しばらくは、ほとんど眠っている生活でした。でも、次第にそんな自分が「ダラダラしているんじゃないか」と嫌になってきて。もともと人と会うのが好きな性格だったので、ちょっと調子がいいときは少し外に出てみたりするようになりました。

そんな日々を過ごす中で、気力と体力が徐々に戻ってきて。35歳になって初めて、自分の人生について考え始めたんです。そしてちょうどその頃、東日本大震災があって…。それも、「自分の価値って何だろう」とさらに深く考えるきっかけになりましたね。

それまでは、ただ目の前のことをやっていれば、それなりに充実した1日が終わって、生活も楽しくて…という感じの、流れに身を任せるだけの人生でした。でも、ようやく自分と向き合い始めたあの頃から、1日1日をより大切に生きられるようになった気がします。

ハーブヨガとの出会いが、「完璧主義」の自分を変えた

羽舞咲さん
—震災後、ボランティアも始められたんですよね。

羽舞:はい。自分の体調はまだ万全ではなかったのですが、タレントの清水国明さんがボランティアを募集しているニュースに心をグッと動かされ、山梨へ行きました。そこで避難生活中の子どもたちをサポートしていたときに、清水さんの奥様Keikoさんと出会ったんです。

震災後、「これからどうすればいいのか」という不安な空気が漂う中で、明らかに彼女1人だけ雰囲気が違っていました。存在自体がはつらつと輝いている彼女を見て、衝撃を受けたのを覚えています。そんな彼女と意気投合した私は、ヨガをやっていた彼女に「ヨガ教えてみたら?」と言われたことにピンと来て、その後すぐにハーブヨガを学びにタイに飛びました。

—ハーブヨガって、普通のヨガとどう違うのでしょうか?

羽舞:ハーブヨガは、「自然の力を取り戻す」という考え方をもとに、昔からの健康法やインドのアーユルヴェーダなどを組み合わせて作られた新しいヨガです。少し難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと日本の自然療法に似ています。

それをタイで日本人のご夫妻が教えていて、1カ月間住み込みで学びました。ハーブヨガは苦行ではなく楽行なんですが、その考え方にすごく惹かれましたね。

—楽行とは、「頑張りすぎない」みたいな意味ですか?

羽舞:そうですね。たぶん、今も多くの人の意識に「苦労しないと良いものを得られない」といった考え方がありますよね。でも実際は、楽しみながら、気楽にやった方が、良いものを得ちゃったりすると思うんですよ。その楽行という考え方に出会ってから、私自身の生き方も大きく変わりました。

以前の私は、仕事でも何でも「ちゃんと準備してからでないと、その場に臨まない」というスタイルで生きていました。でも、ハーブヨガに出会ってからは、そんな完璧主義とは真逆の人生になりましたね(笑)

自然体の美しさには、「ゆるさ」が必要

羽舞咲さん
—考え方や自分の内面が変わると、外見にも影響はありましたか?

羽舞:たしかに、ありましたね。今のライフスタイルになってから、一緒に仕事をしていた友人には「昔は、ちょっと近寄りがたかったよね。今はちょうどいい」と言われました。「雰囲気が柔らかくなった」とも。でも大学時代の友人は、変わらないって言いますね。素のままだった当時は「いつも笑ってるよね」と言われていたので、それに近くなってきたのかな。

そういう意味でも、オーバーワークで1回倒れたことは、今となってみれば自分の過去を振り返るきっかけになってよかったのかなと思っています。私、自己分析とか自己啓発とかって、実は昔からすごく嫌いなんですよ。「自分を見つめる」っていうのも、何だか照れくさい感じがしちゃうし(笑)

そんな性格もあってか、私の心はずっと「外」に向いていました。自分のことは後回しで、人のことばかり気にかけていたんです。でも、ハーブヨガに出会い、自分と向き合うようになってからは、自然と自分のことを大事にするようになりました。自分の呼吸を聞いたり、体のことをじっくり見たりすると、自分のことが次第にわかってくるんですよ。

—そうやって自分の内面を見つめることで、羽舞さんの「自然体」の美しさが生まれているわけですね。

羽舞:ストイックに生きると、ストイックさが顔に出るの。生き方がそのまま出ちゃうんです。今はモデルにも、「自然体」「癒やし」「調和」とか、そういう要素が求められる時代。キリッとした隙のない美しさより、「どれだけ抜くか」みたいな自然な美しさの方が、魅力的に映るのだと思います。だからモデル事務所に入ってからは、余計に心と体の「楽」を意識するようになりましたよ。

▼後編はこちら!
常に「体が喜ぶ方法」を選んでいる。モデル・羽舞咲さんに学ぶ、30代女性の生き方(後編)

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(編集・執筆:サムライト


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