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アルゴンレーザーを使ったからといってホワイトニング効果は上がりません。
アルゴンレーザーは、488nm(ナノメーター:波長の単位)の青い光を発し、熱の発生率が少ないのが特徴で、眼科でよく使われます。
1部の文献では、ホワイトニングでアルゴンレーザーを使用する目的として、「熱を発生しないので歯髄を痛めないから良い 」というのがありますが、ホワイトニングの基材である過酸化水素は熱に対して反応促進される性格を持っており、熱が無ければ意味がありません。
また、488nmの青い光に反応するためには、ホワイトニング剤の中に可視反応型の光触媒を入れる必要があります。
光触媒には様々な種類がありますが、安全性や効果の面で、もっとも幅広く流通しているのが酸化チタン光触媒です。
しかし、酸化チタンは、400nm以下の紫外光にしか反応しません。
可視光である488nm光に反応する酸化チタン光触媒も近年流通するようになりましたが、可視光域は、紫外光に比べて光吸収率と量子収率が50%程度しかなく、したがって総合的に約4分の1程度の効率しかならないため、可視光の吸収に基づく光触媒反応は非常に遅く、オフィスホワイトニングのように短時間の光照射では十分な光触媒反応を引き出すことが難しいようです。