ホワイトエッセンス新聞 VOL.5
2004年 11月1日発行
発行元 株式会社エイアイシー
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷4-5-6

ホワイトエッセンスデンタルクリニック
歯科医師 熊谷法子

 むし歯と歯周病は歯を失う2大要因ですが、どのように予防するのでしょうか?歯の清掃も大切ですが、生活習慣などの間接的な要因をコントロールする必要があります。むし歯と関連する習慣を調べた研究では、紅茶やコーヒーに砂糖を入れる人は、入れない人と比べて、1年後に治療が必要なむし歯が1.28倍できやすい、大人のタバコの煙を周囲で吸っていた子どもは、吸っていない子と比べ1.8倍むし歯になりやすいという結果が出ました。
 歯周病との関連では、23年間の調査によると、喫煙者は歯の周りの骨が下がりやすかった(喫煙者16%、非喫煙者8%)だけではなく、歯も1.6倍抜けやすかったのです。
 また労働者を対象とした調査で、過度の飲酒は歯周疾患の治療度を示す値を高くする因子となるとの結果も出ました。定期健診を受けなかったり悪い食習慣であると、それぞれ歯周ポケットが3mm深くなる要因となるとの研究(4mmあると歯周病の治療が必要とされる)もあります。そして大学生に試験のストレスがかかると4週間で歯ぐきの炎症が悪化するという結果もでています。

 ホワイトエッセンスでは歯の清掃、食生活、およびその他の生活など、正しい生活習慣を維持するために食生活のちょっとした改善を提案したり、定期健診やクリーニングなどむし歯予防、歯周病予防のお手伝いをしています。そしてもう一つ大切なことがあります。むし歯や歯周病のかかりやすさや、かかりやすさの要因は人それぞれ違うので、把握して適切に対処する必要があります。
 「歯科ドック」とメニューでむし歯や歯周病になりやすい原因を調べることで、生活習慣や保健行動等のアドバイスを通して、お一人お一人に合った今後の予防法をご提案し一緒にお口の健康づくりを行っていくということをしています。また、むし歯にかかりやすい原因が、むし歯の原因菌が多いことによる場合には、3DS ( Dental Drug Delivery System) という除菌療法も行っています。
気をつけているのにむし歯や歯周病にかかりやすいという皆様、一度原因をつきとめて、皆様に合った予防法で効率よくむし歯予防、歯周病予防を行っていきませんか?

日本歯科評論63(9)185-187,2003
   
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