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ホワイトエッセンスデンタルクリニック
歯科医師 熊谷法子
「80歳になっても20歯以上自分の歯を保とう」という8020運動はご存知ですか?皆様、特に若い方にとって、歯を残す、歯が抜けるということはあまり縁がないのではないでしょうか?しかし、40歳代ごろからすでに歯は抜け始めているのです。歯の数は、親知らずを除くと28歯ですが、歯科の中で最も大きな調査である歯科疾患実態調査によると、50〜54歳の平均歯数は23.6歯、78.3%の人がすでに歯を失っています。そして、80歳の平均歯数は8.21歯、8020を達成する人の割合は15.3%で、年々増加しています。ここでちょっと気をつけたいのは、平均8.21歯といっても80歳の人皆に8歯あるのではなく、実際には総入れ歯の人も多く、歯の数の多い人と少ない人に分かれるということです。もう何本か抜けてしまったという方、ここで8020達成をあきらめてしまう必要はありません。20歯あれば、食事を取るために不自由しない程度の機能を保つことが出来るという調査結果がでています。失う歯は80歳までに8歯までにと考えれば、まだまだ努力する余地がある方が大半なのではないでしょうか? |

3年間での歯の抜けやすさを調べた研究によると、治療せず放置している歯がある人はそうでない人と比べて2.67倍歯が抜けやすいという結果でした。歯周病と言われる歯周ポケット4mm以上の歯があると1.41倍抜けやすかったです。また、デンタルフロスや歯間ブラシを使用していると歯の抜けるリスクは0.34倍に下がります。また、口の中に自覚症状がある人は2.81倍抜けやすいという結果ですが、同じ対象者でも早めに歯科医院を受診している人は抜けやすさが0.72倍です。実際に歯を失うには様々な要因が影響しあうため、自覚症状があったとしても早めに受診するなどリスクを下げる対策を練ることは可能です。小さな積み重ねがお口の状態を良く保つ秘訣です。皆様もちょっとした心配りでご自分の健康を守ってみませんか?
参考文献
平成11年歯科疾患実態調査
口腔衛生会誌 35:815-816,1985
口腔衛生会誌 51:263-274,2001
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